国際協力 NGO ジャパン・プラットフォーム( JPF )| Japan Platform

紛争や災害時の緊急・人道支援を行うNGO組織 ジャパン・プラットフォーム

JPFとは

ジャパン・プラットフォーム設立15周年
共同代表理事 挨拶

2015年8月1日

since 2000 - 人道支援をつなげて15年

有馬 利男

2000年、世界の自然災害や紛争からの難民・避難民に対する緊急人道支援を、迅速かつより効率的に行うための新しいしくみとしてジャパン・プラットフォーム(JPF)は誕生しました。それ以来、皆さまのご理解とご支援に支えられて、本年、2015年8月で15周年を迎えることができました。平素よりご支援をいただいている多くの企業・個人の皆様をはじめ、JPFを支えて頂いている皆様に心より感謝申し上げます。

世界は今、人種、宗教、格差等を理由とする紛争が多発し、中東やアフリカで多くの難民を生み出しています。また、気候変動は、過去に経験のない激しい自然災害を頻繁に引き起こし、アジアを始め世界各地で多くの被災者を生み出しています。東日本大震災は、まさに未曾有の規模の被災者を生じ、未だ多くの方々が困難な状況におかれています。このような中で、JPFの存在価値は益々高まっていると言えます。

しかし一方で、創設以来15年を経た今、我々は改めて厳しい目で自らを見つめ直さなければならないとも考えています。JPFの付加価値は存分に創出できているのか、被災者に対する支援のスピードや質に改善の余地はないのか、効果的な組織運営のための基盤や制度構築は十分になされているか、などの課題に取り組んでいます。

私どもは、PPP (Public-Private-Partnership) の成功事例となるべく、緊急人道支援のプロフェッショナルとして、次の15年に向けてさらに精進して参ります。引き続き皆様方のあたたかいご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

認定NPO法人ジャパン・プラットフォーム共同代表理事  有馬 利男

有馬 利男(ありま としお)

2010年より、ジャパン・プラットフォーム共同代表理事。1967年国際基督教大学教養学部卒業、同年富士ゼロックス入社。同社常務取締役Xerox International Partners社長兼CEO、2002年から富士ゼロックス代表取締役社長、2007年から相談役。現在、富士ゼロックス・イグゼクティブアドバイザー、国連グローバル・コンパクト・ボードメンバー、一般社団法人グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン 代表理事、ほか数社の社外取締役を兼任。平成26年度外務大臣表彰受賞。

木山 啓子

国際人道支援の現場で、日本のNGOの存在感がまだまだ薄かった頃、日本の力を結集して『オールジャパンで』緊急人道支援のニーズに応えてゆこうという熱い思いで、2000年にJPFは設立されました。

以来、経済界、政府、メディア、学識者とNGOが各々の特性や資源を活かしたパートナーシップを強め、より良い支援を追及し、様々な緊急人道危機に対応してまいりました。その実績と取り組みに多くの方々のご支援とご賛同を賜って活動を続けていた矢先に起きた東日本大震災では、更に多くの企業や一般市民の方々から70億円にも上るご寄付を託して頂くことができました。

複雑化する世界の緊急人道支援の現場では、より高いレベルの支援を実施できるプロフェッショナルなNGOが求められています。特に、支援を必要とする地域での、治安の悪化が大きな問題となっています。治安が不安定で支援が届きにくいからこそ治安が悪化するという悪循環が起きない様、最も必要とされている地域で活動できることが重要です。JPFは、こうした地域でも活動しうる専門性、経験、ノウハウを持ち、高い視座を備えた日本のNGOが、国際社会の他の支援アクターとともにプロフェッショナルとして活躍できる可能性を広げることに大きく貢献してきたと自負しています。

世界ではいま、各地の紛争激化による難民・国内避難民、気候変動による災害や干ばつによる被災者など、緊急人道支援を必要とする人々の数が増加の一途をたどっています。まず、避難された方々が緊急事態を脱するまでの支援を目指して、今後もJPFは活動を続けてまいります。
必要性が一層高まる緊急人道支援を推進するJPFを、引き続きご支援くださいますようお願いいたします。

認定NPO法人ジャパン・プラットフォーム共同代表理事  木山 啓子

木山 啓子(きやま けいこ)

立教大学卒業後、メーカー勤務などを経てニューヨーク州立大で修士号を取得。1994年JENの立ち上げに参加、紛争中より旧ユーゴスラビアに駐在し、難民・国内避難民支援に従事。アフガニスタン、ハイチなどで活動中。ヨルダンにてシリア難民の緊急支援も開始した。日経ウーマン誌主催「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2006」大賞受賞。平成25年度アカデミア賞国際部門(社団法人全国日本学士会)受賞。国際協力NGO「JEN(ジェン)」理事・事務局長。