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2009年6月16日
ジャパン・プラットフォーム事務局

スリランカ北部人道支援・情報

6月から規模を拡大(期間延長および助成額拡大)し被災者支援活動を実施しています。
同支援プログラムにおいては、3月からこれまでに1億6000万円を6団体の7事業に助成しました。これまでの具体的な活動内容については以下の通りです。

JADE-緊急開発支援機構(JADE)
初動調査を5月3日から13日まで行い、必要とされている支援内容や支援実施のための環境を調査しました。今後は6月中旬から9月にかけて、ワウニア近郊の国内避難民キャンプであるマニック・ファーム(Manic Farm)で生活必需品を約1万人の避難民に対して配布する予定です。

日本紛争予防センター(JCCP)
初動調査を5月23日から6月1日まで実施し、避難民の生活再建に向けて必要となる支援に関する調査を行いました。調査の結果、避難民キャンプ内の妊娠中および産後1年を経過していない母子の健康と栄養の改善を目的とした支援活動を準備しています。事業期間は6月下旬から9月上旬、ワウニア近郊のマニック・ファームを活動地として支援を実施します。

ジェン(JEN)
6月1日から11月下旬までワウニア県内の避難民キャンプにおいて給水活動を実施しています。深刻な水不足の状態にあるキャンプ内において、給水車により1日2回の給水活動を行っています。これによって、キャンプ内の避難民が生活に必要な水を確保し、帰還までの日々を健康に過ごせる環境の改善を目的としています。

ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)
6月6日から6月16日まで調査を実施しています。東部のトリンコマレ地区の避難民キャンプや北部の避難民キャンプ内での避難民への支援状況を調査し、今後は物資配布を予定しています。

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)
3月2日から5月30日までに、衣服、肌着などの基本生活物資、サッカーボール、クレヨンなどの子どものためのリクリエーションキット、ベビーパウダーや石鹸などの衛生キット、栄養補助食などを配布し、子どもたちへの心理社会的ケアも実施しました。また、キャンプ内における安全向上のための適切な行動についての研修も行いました。
6月3日から開始した活動においては、避難キャンプにたどり着いた人々のキャンプ生活を支援するとともに子どもたちの心理的負担を軽減することを目的として、生活物資の配布の継続に加え、臨時学習所と子ども広場を設置し子どもたちが安心して遊び学べる環境を整備します。また、避難民キャンプ内で避難生活において起こりうるリスクへの対策として、リスク研修を実施します。

ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)
6月2日から13日までコロンボおよびワウニア周辺において調査を実施しました。今後は、仮設住宅建設、水衛生、生活必需品配布などの事業を計画しています。

この他にも、数団体が支援活動を計画しており、実施団体数および助成規模はさらに拡大することが予想されます。

 



「配布される妊産婦への高カロリーミルク・パウダー(JCCP)」


「ワウニア近郊の避難民キャンプにおいて(SCJ)」

2009年5月22日
ジャパン・プラットフォーム事務局

ジャパン・プラットフォームは5月20日にコア・チーム会議(支援方針策定会議)を経てスリランカ北部人道支援の期間を延長し助成規模を拡大することを決定しました。
現在実施している支援は2009年2月より3ヵ月を初動対応支援期間として設定していますが、今回の方針により、さらに6ヶ月間を緊急対応期間として設けることにしました。


2009年3月2日
ジャパン・プラットフォーム事務局

スリランカ北部人道支援・情報

1983年以降20年以上にわたり、スリランカ北・東部を中心に居住する少数派タミル人の反政府武装勢力タミル・イラーム解放のトラ(LTTE)が分離独立を目指して活動しており、政府側との間で内戦状態となっていました。2008年7月より北部州において、政府軍とLTTEによる戦闘が激化し、戦火の拡大とともに多くの市民が避難民化し、その数は35万人にも達すると予測されています。昨年末から、政府軍の攻勢によりLTTE支配地域は急激に縮小し、戦闘が避難民の生命を脅かすなど状況が危機的に悪化、その結果、2009年2月初旬より政府地域へ移動する避難民が急増し、北部州周辺(ワウニア)の避難民キャンプでは深刻な状況が続いています。

ジャパン・プラットフォームでは、この事態を深刻な人道危機であると考え、2008年9月にスリランカ北部人道支援開始を決定し、情報収集を行っておりましたが、避難民が戦闘の激化しているLTTE支配地域にとどまり、援助団体が支援できる状況ではありませんでした。しかし、2009年2月初旬より避難民がLTTE支配地域から政府支配地域に逃れてきたため、3月2日より参加NGO1団体(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン:SCJ)が、約5万人の避難民に対して生活物資配布および臨時学習所の設置を行う事業を始めました。



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