国際協力NGOジャパン・プラットフォーム(JPF)

紛争や災害時の緊急人道支援を行うNGO組織 ジャパン・プラットフォーム

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プレスリリース 2003年04月25日

イラク危機対応 緊急人道支援事業について

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ジャパン・プラットフォーム(評議会議長;長 有紀枝)はイラク危機対応 緊急人道支援事業に取り組んでいます。現在、イラク北部及び周辺国においてジャパン・プラットフォーム参加NGOによるイラク難民及び第三国人を対象とした活動を実施しています。

一つは、ヨルダン・イラク国境で活動する「ジャパン・プラットフォーム イラク危機対応チーム」であり、もう一方はイラク北部のクルド人自治区(※1)を中心に活動する「ピース ウィンズ・ジャパン(PWJ)」であり、双方とも医療を中心に活動しています。これらの活動にはジャパン・プラットフォーム資金(2002年度 日本政府拠出分)が役立てられています。

4月24日現在、現地における難民の流出状況及び支援活動は以下のとおりです。


ヨルダン緊急支援事業

■事業実施団体: ジャパン・プラットフォーム イラク危機対応チーム
■事業代表 : 鵜飼 卓
■現地代表 : 山本 芳幸
■事業内容 : 現在ヨルダンに日本人スタッフ11名を派遣し、ヨルダン・イラク国境緩衝地帯の難民診療所、及びルウェイシド難民キャンプで診療活動をおこなっています。1,227人の難民が緩衝地帯に流入しており、その数は増加傾向にあり、UNHCRは5,000名規模になるのではないかと予測しています。22日晩よりヨルダン国内の難民キャンプへ314名のパレスチナ人等の移送を始めたため、23日現在、緩衝地帯には913名。
 日本人医師2名、日本人看護師3名、及びヨルダン人医療関係より構成される医療チームは、現在総力を挙げて診療活動に取り組んでおり、難民が多数流入し始めた4月下旬からこれまでの数日間で約550人の診療を実施しています。

ジャパン・プラットフォーム イラク危機対応チーム参加NGOは下記の3団体。

イラク・クルド人自治区緊急支援事業

■事業代表 : 大西 健丞(統括責任者)
■事業規模 : 199,999,968円
ジャパン・プラットフォーム資金(政府拠出分)より
■現地代表 : 大西 健丞(統括責任者)
■事業内容 : 現在、イラク北部に日本人スタッフ3名を派遣しており、クルド人自治区(スレイマニア及びドホーク近郊)において国内避難民等を対象とした巡回医療活動をおこなっているほか、キルクーク及びモースルにおいても医療活動等を実施しています。これまでに診療した避難民数は1万人超。

※1:クルディスタン地方に居住する農耕遊牧民のこと。イスラム教徒が多い。
※ジャパン・プラットフォーム」は、NGO、経済界、政府が対等なパートナーシップの下、三者一体となり、それぞれの特性・資源を生かし協力・連携して、難民発生時・自然災害時の緊急援助をより効率的かつ迅速に行う団体です。
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