アフガニスタン復興NGO東京会議
地域別分科会アピール
(和文要約)
[F]南部 カンダハル周辺

 〈1〉地域の特徴
   過去20年間の紛争と3年来の干ばつで地域のインフラが破壊されている。インフラ破壊、貧困蔓延、行政機構の麻痺、教育・保健サービスの欠如のもと、住民は困難な生活を強いられている。都市の経済は壊滅的状況で就労機会はない。25万人が大麻栽培で生活しているとみられる。タリバーンの禁止令にもかかわらず、栽培は続けられている。
 〈2〉目的とニーズ
 
  • 食料補給
  • 保健と教育
  • 灌漑施設の復旧
  • 軍の協力のもとでの地雷除去
  • 農業生産に必要な種子や農具の供給
  • 都市・地方のインフラ整備、(通信手段を含む)
  • 雇用機会創出
  • 産業復旧

 〈3〉提言
  (01)保健サービスの提供(ベーシック・ヘルスサービス、飲料水、衛生施設整備)
(02)教育とトレーニング(現地の人びとに対する地雷対策教育の実施と地雷除去作業への雇用)
(03)灌漑システム(とくに現存する地域のシステム)復旧
(04)教育・医療施設の復旧と人材育成
(05)農業(大麻の代替作物の導入)
(06)女性参画機会提供
 〈4〉結語
   カンダハルは天災、人災両面の被害を最も多く受けた地域の一つである。短期、長期のプログラムには迅速な対応が必要。
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