-2003.07.18-
第5回常任委員会議事録

■日時: 平成15年7月18日(18:00〜20:00)
■場所: JPF事務局会議室
■出席: 評議員 外務省:城所 卓雄(横井 裕 評議員代理)、財団:石崎 登、学識経験者:中村 安秀AAR:長 有紀枝、WVJ:高瀬 一使徒(NGOユニット副代表理事枠)
  評議会アドバイザー 日経新聞:原田 勝広、イオン:神尾 由恵、松下電器:森 信之
  評議会ゲスト 外務省:斉藤、中野(人道支援室)、WFP:玉村、AAR:堀江、MeRU:山本、MeRU:鎌田・深瀬、WVJ:高瀬、BHN:福島、JEN:玉利、NICCO:折居
  事務局 …黒川・高松・佐藤
  欠席 …評議員 日本経団連:中村 典夫
  座長 …中村 安秀 氏

I.定足数確認
 評議員総数6名のうち、出席評議員数5名をもって定足数を確認した。
II.配布資料の確認
(01) 事務局:第4回常任委員会議事録(案)
(02) JEN:ナハリン震災復興支援事業期間の再延長申請
(03) NICCO:アフガニスタン民間寄付助成金(第3次)計画における内容変更の申請
(04) MeRU:アフガニスタン民間寄付金助成事業(第三次)予算細目変更願い
(05) JEN/BHN合同医療チーム:JEN/BHN合同医療事業延長申請
(06) 事務局:平成15年度第1回JPF Medical Working Group(仮名)会合メモ
(07) 日本レスキュー協会:要望書
(08) 事務局:ジャパン・プラットフォームNGOユニット2002年度活動報告書
(09) 事務局:第2期会計報告書
(10) 事務局:JPF月次決算資料(2003年6月末現在)
(11) 事務局:ジャパン・プラットフォーム役員名簿(平成15年7月15日現在)
(12) PWJ:車両襲撃事件について(報告)
(13) PWJ:「イラク緊急支援事業」事業実施報告書
(14) WVJ:イラク「国内避難民再定住支援事業」現状報告
(15) 会合・イベント等出席記録(平成15年6月)
(16) 第15回国際ボランティア学会大会シンポジウム(案)
III.前回議事録承認
IV.次回評議会開催日時
 平成15年度第6回評議会を、9月8日午後5時よりJPF事務局会議室にて開催することとした。
V.議題
(01) 審議・協議事項
(ア)  JENによるアフガニスタン民間寄付北部地震助成事業「ナハリン震災復興支援事業」の実施期間再延長申請を承認し、新たな実施期間を平成14年11月1日−平成15年10月31日とした。
(イ)  NICCOよりアフガニスタン民間寄付第3次助成事業「アフガニスタン西部ヘラート州における教育・医療活動」の計画内容の変更が申請され、ゴルゴラン郡に配置する2台目の車両使途を結核治療モニタリング用車両としてNICCOの管理下におくことを承認した。なお、当初の計画に計上されている「救急車塗装・内装費」(200,000円)については、上述の計画変更により不要となるのでJPFへ還付されることとした。
(ウ)  MeRUによるアフガニスタン民間寄付第3次助成事業「アフガニスタン地域母子医療支援プロジェクト」の予算細目変更申請を承認した。
(エ)  JEN/BHN合同医療チームによる「JEN/BHN合同医療支援事業」の実施期間延長申請を承認し、新たな実施期間を平成15年6月1日−同年8月31日とした。本件期間延長に際しJENより、事業撤収までに本事業の引継ぎ先を確保すべく努力していきたい旨、また、日本NGO支援無償のスキームを含めて自己資金充当を想定してのプロジェクト継続は考えていない旨の発言があった。本件承認に際しては、留意事項として以下の諸点が付与された。
(a)事業撤収のノウハウがJPFで蓄積されていくよう努めること。
(b)撤収の後に批判されることのないよう、キャンプの運営にあたっているUNHCRとのやりとりには十分に留意のこと。
(c)現場のニーズにより事業の継続が必要と考えられる場合は、JPF以外の資金 獲得の可能性も併せ勘案の上、事務局と相談のこと。
(オ)  MeRU鎌田理事長より平成15年度第1回JPF Medical Working Groupの開催が報告された。同WGがJPFにおける医療セクターのWGとして、JPFの専門性をグローバル・スタンダードのレベルへ高めていくために、「助成審査のガイドライン作り」、「事業報告の定型フォーマットの作成とデータ処理手法の確立」及び「評価手法の確立」等に当たっていくことを了承した。また、同じ目的で、他のセクターにおいてもWGの設置を検討していくことが確認された。
(カ)  日本レスキュー協会による「オペレーション・ガイドライン」出動基準改定の要請については、事務局が関連事項を取りまとめ次回評議会にて継続協議を行うこととした。国内災害への対応についても、継続協議を行うこととした。
(02) 報告事項
事務局より、以下の支援実施契約書締結の報告がなされた。
(ア) 平成15年6月4日に開催された第4回評議会における決定に基づき、イラク関連プロジェクトとして次の支援実施契約書を締結した。
団体名:JEN/BHN合同医療チーム
案件名:「JEN/BHN合同医療支援事業」
事業期間:平成15年6月1日−7月31日
助成金額:102,123,680円
締結日:平成15年6月4日
(イ) イラク関連プロジェクトについて、JEN/BHNPWJ及びWVJより進捗状況の説明がなされた。事務局より、「JEN/BHN合同医療支援事業」の現地視察を8月上旬に予定している旨が併せ報告された。
(ウ)  PWJより、「イラク緊急支援事業」の事業実施報告(会計報告は含まず)が行われた。また、平成15年5月15日に発生した車両襲撃事件についての報告が併せ行われた。
(エ)  中村 安秀 座長より、国際ボランティア学会とのシンポジウム共催の企画が紹介された。共催を行うラインで企画を進め、JPFの関与については改めて評議会審議に付すこととした。
(オ)  原田アドバイザーより、JPFの活動に参加する学生のユニットを設ける企画が紹介された。上述のシンポ開催に際しての協力も視野に、8月上旬を目処に関心を有する学生による連絡会を開催予定である旨の報告が行われた。
(カ)  事務局より、以下の報告が行われた。
(a)平成15年6月5日に開催されたジャパンプラットフォームNGOユニット通常総会にて、「NGOユニット2002年度活動報告書」ならびに「NGOユニット2002年度会計報告書」が承認された。
(b)平成15年6月末時点における資金繰り見通しについての説明が行われた。また、イラク関連事業特定寄付の募金事業として、日本経団連1%クラブの会員の方々を中心とする約80社を対象に「イラク危機対応緊急人道支援活動への支援のお願い」を封書にて発送した旨が報告された。
(c)外務省専門調査員として山元めぐみを、平成15年8月1日−平成16年3月31日までJPF事務局スタッフとして受け入れる旨が報告された。また、外務省NGO相談員の委託契約先としてはその選から漏れた旨が併せ報告された。
(d)NGOユニット役員の変更について、以下の報告がなされた。
・辞任:市川斉(平成15年5月15日付)
・新任:鵜飼卓(平成15年6月6日付)
・新任:手束耕治(平成15年6月6日付)
(e)平成15年6月5日開催の第3回NGOユニット理事会にて、(特活)日本地雷処理を支援する会(JMAS)の入会が承認された。
(f)(特活)人道目的の地雷除去支援の会(JAHDS)によるNGOユニット入会申込を平成15年7月1日付にて受理し、次回理事会において入会審議が予定されている旨が報告された。
(g)ニュース・レターの定期刊行に向け準備中である旨が報告された。
(h)本年度6月以降の関連会合・イベント等についての報告が行われた。
(03) 要望事項
(ア) 外務省より、イラク関連事業に関し以下の申し入れが行われた。
(a)現地状況報告について、その内容及びその頻度ともにルーズになってきているので、活動内容を定期的に報告するということに今一度留意して欲しい。
(b)治安確保の体制について、現地における連絡体制の確保(大使館等日本国政府公館との連絡体制確保を含む)に留意して欲しい。
(c)本邦における緊急連絡網の確認を事務局へ要請する。
(イ) 原田アドバイザーより、以下の申し入れが行われた。
(a)新規加入団体を評議会で紹介する機会を設けて欲しい。
(b)ニュース・レターの定期刊行に着手したことを多とするが、現状において外に対する情報発信が十分になされていないことは遺憾。JMAS並にJAHDSの新規加入、日産インターンシップ、イラク現地視察ミッション等々、伝えるべきことを外に向かって発信することは広報の基本なので、広報体制の見直しも含めてしっかりと取り組んで欲しい。
以上

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