アフガニスタン復興NGO東京会議
分野別分科会アピール
(和文要約)
[A]農業・牧畜

 〈1〉現状
   アフガニスタンの国土の12パーセントが耕作地、3パーセントが森林、46パーセントが牧草地である。全人口の85パーセントが農業に従事している。農業はアフガニスタン産業の中心である。しかし過去20年間の紛争や干ばつにより灌漑や牧畜を支える設備は被害を受けている。農民は種子、肥料、水、畜産設備不足に悩まされている。
 〈2〉目的
  (01)農業を支える諸施設の整備
(02)灌漑システム再建
(03)畜産強化
(04)環境保護
 〈3〉ニーズ
  (01)農業を支える諸制度の建設
  • 研究施設再建
  • 農産物の流通整備
  • 遠隔地に対するサービス充実

(02)灌漑施設の建設
  • 水の適切な利用
  • 土地、水の利用法に対する教育
  • 灌漑インフラ建設
  • 灌漑システム復旧

(03)畜産マネージメント向上
  • 品種改良、肥料・農薬の供給
  • 農機具、電力の供給
  • 畜産サービス強化
  • 家畜病院建設
  • 家畜飼育施設建設
  • 牧草となる作物導入

(04)適切な土地管理を通じた環境保護
  • 現存する森林の保護
  • 土壌保全プログラム実施
  • 植林プログラム実施
  • 注意点:悪質な畜産機械の導入、不適格・不適質な種子の輸入、近隣諸国の化学物質によって汚染された排水の流入、農薬使用による被害

 〈4〉提言
  (01)農業研究施設の再建
(02)種子、肥料、農薬の供給
(03)ジーン・バンクの創設
(04)在来種の利用
(05)森林乱伐禁止
(06)違法深井戸掘削の取り締まり
(07)適切な水利管理の実施
(08)近隣諸国との水利権の再検討
(09)適切な畜産技術の導入
(10)農地における地雷除去
(11)違法な作付の禁止と代替換金作物の栽培促進
 〈5〉結語
 
  • 農業研究制度および農業学校の再建
  • 在来種の利用、種子生産、肥料と農薬の供給
  • 灌漑システムの再建と改善
  • 畜産サービスおよび生産の向上
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