国際協力NGOジャパン・プラットフォーム(JPF)

紛争や災害時の緊急人道支援を行うNGO組織 ジャパン・プラットフォーム

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プレスリリース 2004年04月05日

リベリア緊急人道支援事業スタート ―依然として不安定なリベリアへー

人道支援機関ジャパン・プラットフォーム(JPF:評議会議長 大西健丞)は、4月5日(月)、リベリア難民・国内避難民に対する緊急人道支援事業の実施を決定しました。食糧復興支援や、住環境の整備、給水施設建設等の事業をおこないます。食糧復興支援事業では、世界食糧計画(WFP)のフード・フォー・ワーク(注)と連携し、種子・農具等を配布します。

事業規模は総額で約1億6500万円、2003年度政府供与資金からの拠出となります。

リベリアでは、1989年12月の反乱軍の武装蜂起により始まった内戦が14年にもわたって継続し、反政府勢力による首都への進攻、米国の介入等を経て、2003年8月11日にテイラー元大統領がナイジェリアに亡命、8月18日に包括和平合意が締結されました。戦闘によってリベリアを逃れた難民やリベリア国内で国内避難民となった人の数は、推定80万人以上(同国の推定人口270~300万人)にも及びます。戦後の困難な状況にありながらも平和の定着に向けて歩み始めたリベリアと、その人びとに対する支援が緊急に必要とされています。

(注)フード・フォー・ワーク・・・世界食糧計画(WFP)が労働の対価として食糧を支給するプログラム

ジャパン・プラットフォームのリベリア人道支援事業

食糧復興支援事業

※内戦により劣悪な状況に落ち込んでいる食糧事情の改善を目的とし、世界食糧計画(WFP)との連携のもと、種子・農具等を配布し、危機的な食糧不足を解消する。

■実施地域 : リベリア、グランド・ケープ・マウント州
■実施期間 : 2004年3月29日~2004年7月29日

住環境整備事業

※難民・国内避難民の帰還先の住環境、及び戦闘によって破壊された受け入れ側コミュニティの住環境を整備する。

■実施地域 : リベリア、ロファ州
■実施期間 : 2004年3月24日~2004年6月23日

給水施設建設事業

※難民・国内避難民の帰還が急速に進んでいる地域において、給水設備(ハンド・ポンプ式井戸)を建設し、安全な水へのアクセスを確保する。

■実施地域 : リベリア、ニンバ州タピタ県
■実施期間 : 2004年3月25日~2004年6月24日


※ジャパン・プラットフォーム」は、NGO、経済界、政府が対等なパートナーシップの下、三者一体となり、それぞれの特性・資源を生かし協力・連携して、難民発生時・自然災害時の緊急援助をより効率的かつ迅速に行う団体です。
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