西日本豪雨被災者支援2018

表札を手作りする企画を実施 ©PW

52. 「憩いの場」で休息をとる利用者 ©PBV

51. 西日本の豪雨で被災した方々にお見舞いを述べるケニア大使館ソロモンKマイナ特任大使 2018年8月1日 岡山県東京事務所 ©JPF

50. 西日本豪雨被災者のためにケニア政府より紅茶2トンを寄贈 2018年8月1日 岡山県東京事務所 ©JPF

49. HuMAスタッフによる避難所での診療_岡山県真備町 ©HuMA

48. ボランティア送迎の配車状況を確認しているところ 愛媛県宇和島市 ©GNJP

47. 災害ボランティアセンター矢野サテライトて゛ボランティアと一緒に地図を確認するGNJPスタッフ 広島県広島市安芸区 ©GNJP

46.避難所の運営を手伝う子どもの様子 岡山県倉敷市二万小学校 2018年7月31日 ©PBV

45. 広島における加盟NGO シャンティ国際ボランティア会(SVA)によるニーズ調査の様子 広島 2018年7月13日 ©SVA

44. 今後の支援のためにニーズを聞くJPFスタッフ 愛媛県宇和島市吉田町 2018年7月31日 ©JPF

43. 避難所の近くに設置された水槽 愛媛県宇和島市吉田町 2018年7月31日 ©JPF

42. 今後の支援のためにお母さん達の声に親身に耳を傾けるスタッフ 愛媛県宇和島市吉田町 2018年7月31日 ©JOICFP

41. 愛媛県支援者情報共有会議の様子 愛媛県宇和島市 2018年7月30日 ©JPF

40. 愛媛県支援者情報共有会議でのグループセッション 愛媛県宇和島市 2018年7月30日 ©JPF

39. ポストイットによる課題の共有 愛媛県宇和島市 2018年7月30日 ©JPF

38. 西予市野村中心部の様子 愛媛県西予市 2018年8月1日 ©JPF

37. 西予市野村中心部の様子 愛媛県西予市 2018年8月1日 ©JPF

36. 西予市野村中心部の様子 愛媛県西予市 2018年8月1日 ©JPF

35. 西予市野村小学校での支援者間の情報交換 西日本豪雨被災者支援 2018年7月19日 ©JPF

34. 大洲市内にて情報交換 西日本豪雨被災者支援 2018年7月16日 ©JPF

33. 宇和島市の様子 西日本豪雨被災者支援 2018年7月20日 ©JPF

32. 宇和島市吉田公民館前の自衛隊入浴支援 西日本豪雨被災者支援 2018年7月15日 ©JPF

31. ボラセン資機材の洗浄の様子 西日本豪雨被災者支援 2018年7月14日 ©JPF

30. 大洲市の避難所 望湖荘 西日本豪雨被災者支援 2018年7月16日 ©JPF

29. 大洲市肱川流域、鹿野川ダムの下流の通行止めとなった橋 西日本豪雨被災者支援 愛媛県大洲市 2018年7月14日 ©JPF

28. 愛媛県域情報共有会議で災害時の情報共有の意義について語るJPFスタッフ 愛媛県 2018年7月23日 ©JPF

27. 愛媛県域情報共有会議の様子 愛媛県 2018年7月23日 ©JPF

26. 愛媛県域情報共有会議で意見の取り纏めを行うJPFスタッフ 愛媛県 2018年7月23日 ©JPF

25. 土砂崩れにより被害を受けた家屋 愛媛県宇和島市 2018年7月20日 ©JPF

24.避難所での診察の様子 岡山県真備町 2018年7月13日 ©PW/A-PADジャパン/CF

23.避難所での診察の様子 岡山県真備町 2018年7月13日 ©PW/A-PADジャパン/CF

22.倉敷市役所にて、支援団体や自治体が連携・調整するための情報共有会議 岡山 2018年7月17日 ©JPF

21.JPF助成により加盟NGOのPBVがサポートする倉敷市真備支所ボランティアセンターにおけるニーズ調査で、ボランティアや運営のための圧倒的な人員不足を確認 岡山 2018年7月17日 ©JPF

20.USAID/OFDA(アメリカ国際開発庁/海外災害援助局)の被災状況視察にJPF緊急初動調査チームとPWが同行(倉敷市の真備病院前にて)岡山 2018年7月16日 ©JPF

19. 倉敷市で避難所となっている薗小学校体育館で、加盟NGOの支援状況を確認する小美野JPF共同代表理事 岡山 2018年7月16日 ©JPF

18.倉敷市真備町道路際の瓦礫 岡山 2018年7月16日 ©JPF

17.避難所となっている愛媛県の野村中学で子どもたちと話すJPFスタッフ。話の中からニーズを聞き取る。「支援してほしい」と子どもたちからの要請も。愛媛 2018年7月14日 ©JPF

16.避難所となっている愛媛県の野村中学で子どもたちと話すJPFスタッフ。話の中からニーズを聞き取る。「支援してほしい」と子どもたちからの要請も。愛媛 2018年7月14日 ©JPF

15.道の駅「清流の里ひじかわ」横の状況 愛媛 2018年7月14日 ©JPF

14. 支援物資が集められている倉敷市総合運動公園の体育館でニーズの聞き取りをするJPF加盟NGO AARのスタッフ / 7月14日 cAAR

13. 宇和島市社協事務所を訪問するJPF緊急初動スタッフ / 7月10日 宇和島市 ©JPF

12. 流された瓦礫の山 / 7月10日 宇和島市 ©JPF

11. 土砂崩れの様子 / 7月10日 宇和島市 ©JPF

10. 集められた支援物資/愛媛県 7月11日 ©JPF

9. 豪雨により決壊した道路際のガレージ/大洲市 7月11日 ©JPF

8. 情報共有会議の様子/愛媛県7月11日 ©JPF

7. 支援物資を確認するJPF緊急支援チーム/愛媛 7月10日 ©JPF

6. JPF初動調査チーム、各NPO、社協、行政との情報共有会議/愛媛 7月9日 ©JPF

5. JPF初動調査チーム、現地の各支援団体や自治体と連携/愛媛 7月9日 ©JPF

4. 道の駅に集められた支援物資/愛媛 7月9日 ©JPF

3. 流された生活物資/愛媛 7月9日 ©JPF

2. PWによる調査の様子/広島 7月8日 ©PW/A-PADジャパン/CF

1. PWによる調査の様子/広島 7月8日 ©PW/A-PADジャパン/CF

上から見た岡山県倉敷市真備町の様子 ©PW/A-PADジャパン/CF

PWによる調査の様子 ©PW/A-PADジャパン/CF

このプログラムが取り組むSDGs

1 3 すべての人に健康と福祉を 11 17 パートナーシップで目標を達成しよう

プログラム概要

ジャパン・プラットフォーム(JPF)は、7月5日から西日本の広範囲における記録的な豪雨の深刻な被害に対し、被災地における支援開始を決定しました。あわせて、支援金の募集を開始しました。
皆さまのご支援をお待ちしております。

<概況>
JPF緊急初動調査※1チームは、本日8日に現地入りし、現地状況を把握しニーズに応じた今後の対応のために調査中です。JPFは、各方面や、現地で調査中のJPF加盟NGOと連携しながら、ニーズに沿った緊急支援内容を迅速に実施していきます。
94人死亡、3人重体、56人不明※2、引き続き土砂災害の危険度が高い地域もあります※3。
今後の状況につきましては、本JPFウェブサイト、Facebookでご報告いたします。
※1:緊急初動調査の費用は、平時からの備え金である「一般寄付」から拠出しています。
今後起こりうる国内災害への備えのための資金にご賛同いただける方は、以下の方法でご支援ください。
※2:NHK報道による(7月9日8時52分) ※3:消防庁災害対策本部 (7月9日6時30分)

期間

2018年10月9日~2023年3月31日

予算

6億円(民間資金)

場所 被災地(近畿、中国、四国、九州など)
※2022年プログラムは岡山県、広島県の被災地域
  • プログラム期間・予算・対象地は、状況に応じて適宜見直しを行います。

プレスリリース

  • 2018年10月15日発行分

  • 2018年7月9日発行分

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更新情報
被災者数推移

活動レポート

  • 防災ecoサイエンスショーを主催

    ピースボート災害支援センター(PBV)

    防災ecoサイエンスショーを主催

  • ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)

    地域集会所に備品等を提供

  • ピースボート災害支援センター(PBV)

    安心して暮らせる地域づくりの研修に向けて準備中

  • ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)

    おはぎづくりとお茶会を開催

  • ピースボート災害支援センター(PBV)

    倉敷市真備町の公民館・分館の環境整備と防災研修の実施

  • 防災おやこ手帳の英語版

    ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)

    防災おやこ手帳の英語版

  • ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)

    広島県での支援事業

  • 真備町での支援事業の延長

    ピースボート災害支援センター(PBV)

    真備町での支援事業の延長

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活動中の加盟NGO

  • ピースボート災害支援センター(PBV)

    防災・減災教育を通じた地域のコミュニティ形成事業

    期間22.8.01 - 23.3.31

    金額38,588,155

  • ピースウィンズ・ジャパン(PW)

    広島県坂町、呉市の地元団体による災害後の地域づくり活動支援事業

    期間21.11.1 - 22.11.30

    金額8,598,200

  • ジャパン・プラットフォーム(JPF)

    西日本豪雨被災者支援資金助成及びプログラム評価事業

    期間21.8.1 - 22.9.30

    金額6,170,900

  • ピースウィンズ・ジャパン(PW)

    倉敷市真備町を中心とした被災地域におけるコミュニティ再構築支援事業

    期間20.5.20 - 23.1.31

    金額53,493,738

  • ピースボート災害支援センター(PBV)

    倉敷市真備町のコミュニティ再生に向けた公民館・分館の環境整備と防災研修の実施

    期間19.7.26 - 22.7.31

    金額27,405,419

  • ピースウィンズ・ジャパン(PW)

    倉敷市真備町のコミュニティ再構築支援事業

    期間19.4.19 - 20.4.30

    金額32,423,232

  • ジャパン・プラットフォーム(JPF)

    西日本豪雨被災者に対する支援調整と3県県域災害ネットワーク構築・強化

    期間19.1.7 - 19.10.31

    金額31,267,516

  • パルシック(PARCIC)

    愛媛県における西日本豪雨被災者の生活再建支援

    期間18.10.04 - 19.9.30

    金額22,346,983

  • セカンドハーベスト・ジャパン(2hj)

    西日本豪雨災害で被災された在宅被災者への食料支援事業

    期間18.10.01 - 19.4.14

    金額8,373,022

  • ピースボート災害支援センター(PBV)

    岡山県倉敷市および総社市の仮設住宅集会所や談話室の環境整備事業

    期間18.9.12 - 19.9.30

    金額17,559,416

  • AAR Japan[難民を助ける会](AAR)

    岡山県倉敷市、愛媛県大洲市および西予市における障がい者福祉施設への資器材の供与と施設の修繕

    期間18.9.7 - 19.7.31

    金額79,803,859

  • グッドネーバーズ・ジャパン(GNJP)

    岡山県倉敷市における被災児童のための自習スペース運営事業

    期間18.9.4 - 19.4.3

    金額12,465,650

  • ピースウィンズ・ジャパン(PW)

    倉敷市真備町の医療復興支援事業

    期間18.8.16 - 19.2.28

    金額71,922,774

  • BHNテレコム支援協議会(BHN)

    西日本豪雨被災地の広島県呉市・三原市・坂町での仮設住宅団地を中心に地域コミュニティ再生に資するパソコン環境整備・運用支援

    期間18.8.16 - 19.1.15

    金額14,545,644

  • ピースウィンズ・ジャパン(PW)

    広島県、岡山県の仮設住宅・みなし仮設住宅・公営住宅入居者に対する家電支援事業

    期間18.8.6 - 19.2.28

    金額114,524,262

  • パルシック(PARCIC)

    愛媛県における西日本豪雨被災地域の復興支援

    期間18.8.1 - 19.9.30

    金額6,999,999

  • 日本国際民間協力会(NICCO)

    水害地域における殺菌消毒およびペストコントロール事業

    期間18.7.28 - 19.3.31

    金額29,918,108

  • セカンドハーベスト・ジャパン(2hj)

    平成30年7月豪雨の被害の現状及びニーズ把握を目的とした初動調査事業

    期間18.7.25 - 18.8.5

    金額508,234

  • ピースボート災害支援センター(PBV)

    西日本豪雨水害での岡山県倉敷市での被災者支援活動

    期間18.7.24 - 19.3.31

    金額29,975,270

  • 災害人道医療支援会(HuMA)

    岡山県倉敷市真備町での被災者医療支援事業

    期間18.7.23 - 18.8.25

    金額6,407,300

  • ジャパン・プラットフォーム(JPF)

    西日本豪雨被災者に対する支援調整と調査、事業モニタリング

    期間18.7.22 - 19.1.31

    金額14,298,450

  • グッドネーバーズ・ジャパン(GNJP)

    岡山県・広島県・愛媛県各地災害ボランティアセンター運営支援事業

    期間18.7.22 - 18.10.21

    金額4,651,594

  • ジョイセフ(JOICFP)

    西日本豪雨被災地域の母子の状況および母子支援ニーズ把握のための初動調査事業

    期間18.7.22 - 18.7.31

    金額1,070,210

  • パルシック(PARCIC)

    愛媛県における西日本豪雨被災者支援調査

    期間18.7.16 - 18.7.29

    金額2,999,997

  • ピースウィンズ・ジャパン(PW)

    広島県および岡山県における被災者生活支援

    期間18.7.15 - 18.11.14

    金額19,974,306

  • シャンティ国際ボランティア会(SVA)

    西日本豪雨被災地域の母子の状況および母子支援ニーズ把握のための初動調査事業

    期間18.7.12 - 18.7.25

    金額1,550,860

  • AAR Japan[難民を助ける会](AAR)

    西日本豪雨被災者に対する緊急支援ニーズ調査

    期間18.7.10 - 18.7.31

    金額2,853,806

  • ピースボート災害支援センター(PBV)

    西日本豪雨水害での被災者支援初動調査

    期間18.7.9 - 18.7.23

    金額2,928,669

  • ジャパン・プラットフォーム(JPF)

    【緊急初動調査】西日本における豪雨被害のための緊急初動調査

    期間18.7.14 - 18.7.21

    金額5,000,000

  • ピースウィンズ ・ジャパン(PW)

    【緊急初動調査】西日本豪雨におけるニーズ調査、救助活動、医療活動及び物資配布支援事業

    期間18.7.8 - 18.7.14

    金額2,999,728

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現地からの声

災害に負けないまちの実現を目指して 重機で備えを

共に本プロジェクトを進めている箭田地区まちづくり推進協議会の上田さん ©PBV

5年前、七夕の日に二階まで水につかった我が家を見て「あーあ、どうなるのかな?」とそれ以上は何も考えられなかった。3日後、水が引いた無惨な姿を見て解体建て直しを決めた。高齢化が進んだ地域では人力で復旧作業をするには限度があり、PBVの支援でボランティアが重機を使って短時間で片付けてくれて、どれほど有難いかを身をもって知ることになった。(PBV事業より)

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対応方針

2018年10月16日更新

JPF「西日本豪雨被災者支援2018」新フェーズの方針と戦略:地元主体の、災害に強いネットワーク機能促進

JPFは、被災地のフェーズ転換のタイミングに合わせて、現在展開中の「西日本豪雨被災者支援2018」を新しい支援方針で実施していきます。

1. 被災地の課題とニーズ

現地では、被災者の生活基盤が、避難所から建設型応急仮設やみなし仮設と呼ばれる民間の借り上げ住宅、自宅等に徐々に移行中です。今後は、緊急の初動対応フェーズから、被災者自身による再建の歩みを本格的に後押しする、地元主体の復旧・復興フェーズへとシフトします。

①地元NPOの中核となる「地元中間支援組織の支援」

地元主体の中長期的な復興のため、地域の課題を把握して解決するリソースと地元NPOをつなぐ、連携・調整機能を持つ組織が重要です。地域によっては、それを担うための地元NPOセクターが、人的リソース不足や被災の影響で十分に機能できておらず、人的・資金的サポートのニーズがあります。

②JPF/JPF加盟NGOと地元NPOや行政が連携して行う、「孤立しやすい避難者の支援」

今後の課題は、避難所を出て被災した自宅に戻り、一階や敷地を片付けながら2階などで生活をするなどの、在宅避難者への支援です。まだ避難所に残っている人々は、家が全半壊しており今後どこに生活基盤をおくか迷っている方も多く、引き続き支援が必要です。現在、行政や支援関係者でも正確な把握ができておらず、地元NPO等と連携して、柔軟できめ細やかな支援が求められています。

2. JPF「西日本豪雨被災者支援2018」:今後の方針と戦略

災害に強いネットワーク機能促進を目的に、JPF加盟NGOだけでなく、非加盟団体(地元NPO等)を通じた支援を視野に入れ、地元行政や社協と連携して以下のとおり事業を実施していく中で、地域コミュニティのレジリエンス強化を応援してまいります。

3. 対応方針詳細と今後必要な資金

「1.被災地の課題とニーズ」に対応し、上記「2.今後の方針と戦略」を実施していくための費用として、当面1.2億円が不足しています。今後起こりうる大きな災害に備えるためには、自分の住む地域だけでなく、国内の諸地域が災害対応に強くなることが重要です。ぜひ皆さまの引き続きのご支援、ご寄付をお待ちしております。

※1:これまでの支援(初動対応期):
7月5日より西日本で発生した記録的豪雨の深刻な被害に対し、JPFは迅速に情報収集を開始。8日に出動を決定し、当日のうちに、被災状況とニーズを調査するためJPF緊急初動調査チームが現地入りしました。現在までに、JPFによる支援の連携・調整とJPF加盟NGO12団体への助成等により、広島県、岡山県、愛媛県、福岡県、佐賀県において、心のケア、障がい者支援、母子支援、子ども支援、医療支援、衛生環境整備、避難所運営支援、災害ボランティアセンター運営支援、支援調整、物資配布などの支援プログラムを実施してきています。活動の詳細は、JPFウエブサイトで更新中。
https://www.japanplatform.org/programs/westernjapan-disaster2018/

※2:企業・団体寄付金:548,137,915円、個人寄付金:36,181,455円
事務管理費(企業からのご寄付の10%、個人からのご寄付の15%)を差し引いた残額

※プレスリリース(10月16日発行)「JPF「西日本豪雨被災者支援」新フェーズの方針と戦略:地元主体の、災害に強いネットワーク機能促進【寄付募集】~地元NPO・中間支援組織の人材育成・基盤強化、孤立しやすい避難者への支援~

2018年7月19日、2018年8月28日更新 ※「更新情報」8月14日参照

「西日本豪雨被災者支援2018」対応計画

背景

2018年7月5日から西日本の広範囲で記録的な豪雨が続き、広島県や岡山県、愛媛県など13府県で甚大な被害が発生した。JPFは7月8日にプログラム立ち上げを決定し、7月16日時点で5団体が調査及び支援事業を広島県、岡山県、愛媛県、福岡県、佐賀県で実施中である。関心表明団体及び自己資金で調査・支援活動を実施中の団体は23団体。
現時点では、広島県、愛媛県、岡山県の3県が最も被災が大きいことが分かってきたが、各地域の支援ニーズは地域ごとに異なっており、全体の支援調整などは始まったばかりである。また、各地域での物資支援はおよそ十分に足りているという地域がある一方で、一部の地域では物資等のニーズが報告されている。また、特に要介護者への支援は公的な支援が届いておらず、民間での支援が期待されている。
今後、避難所からみなし仮設や仮設住宅への移行にあたっての支援が想定され、特にみなし仮設にいる被災者など把握が難しい方々へのアクセスが課題になると見込まれている。こうした状況を踏まえ、西日本豪雨被災者支援の対応方針を策定し、支援規模を拡大して対応したい。

対象地域

13府県の被災地域

対応期間

  • 初動対応期:2018年7月9日~10月8日(3ヶ月間)
  • 緊急期:2018年10月9日~2019年4月8日(6ヶ月間)

ただし、2018年8月ごろまでに、現地の状況を踏まえ、対応期間については見直しを行う。

予算

6億円(民間資金)
※寄付金の集まり具合によって、適宜増額を検討する。

内容

支援分野:避難所運営支援、災害ボランティアセンター運営支援、物資配布、在宅避難者/仮設住宅入居者支援、衛生環境整備、医療支援、子ども支援、母子支援、障がい者支援、心のケア、地域コミュニティ再生支援、支援調整、現地支援者ネットワーク強化等

  • JVOADや被災地域の支援ネットワーク組織の運営支援のため、事務局や加盟団体からのスタッフ派遣(1~2ヶ月間)を検討する。
  • 被災規模を鑑み、初動対応期中に、非加盟団体向けの助成スキーム立上げの検討を行う。被災地の自立的な復旧復興期を支え、地域に根差した活動を促進することを目指し、JPFとしての出口戦略として検討する。検討に当たっては、各地域の地元NPOの存在や、NPOネットワーク活動状況、および行政の対応状況などを考慮する。初動期間中にJPF事務局として、現地調査と連携調整を行いながら、制度設計を開始する。

関心表明・支援実施団体

団体名 活動地 現在の活動/今後の計画
1 AAR Japan[難民を助ける会](AAR) 愛媛・岡山 福祉施設の調査、物資配布。今後は什器供与や修繕を検討。
2 ADRA Japan(ADRA) 広島 避難所・老健施設で物資配布。今後は地元主体の支援にシフト。
3 BHNテレコム支援協議会(BHN) 愛媛・岡山・広島 避難所・仮設住宅でのICT環境整備を通したコミュニティ再生支援。
4 CWS Japan(CWS) 岡山 現地調査、情報収集中。
5 グッドネーバーズ・ジャパン(GNJP) 愛媛・岡山・広島 災害VC運営支援、資材供与。
6 災害人道医療支援会(HuMA) 岡山 真備町の薗小学校にて医療支援。
7 難民支援協会(JAR) 広島 在住外国人、難民のサポート。
8 ジャパンハート(JH) 愛媛 現地で医療ニーズ調査、情報収集中。
9 日本イスラエイド・サポート・プログラム(JISP) 岡山 現地調査、情報収集中。
10 ジョイセフ(JOICFP) 母子支援ニーズ調査、情報収集中。
11 メドゥサン・デュ・モンド ジャポン(MdM) 関心表明。
12 日本国際民間協力会(NICCO) 岡山 ペストコントロール、衛生環境整備。
13 オペレーション・ブレッシング・ジャパン(OBJ) 岡山 現地調査、情報収集中。
14 パルシック(PARCIC) 愛媛 現地調査、高齢者宅への物資配布。情報収集中。
15 ピースボート災害ボランティアセンター(PBV) 愛媛・岡山・広島 現地調査、避難所運営・災害VC運営支援。
16 プラン・インターナショナル(PLAN) 愛媛 現地調査、CFS運営。
17 ピースウィンズ・ジャパン(PWJ) 岡山・広島 避難所運営支援、物資配布、医療支援、在宅・自主避難者調査等。
18 SEEDS Asia(SEEDS) 兵庫 現地調査、情報収集中。
19 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ) 岡山 現地調査、こどもひろば実施。
20 セカンドハーベスト・ジャパン(SHJ) 広島 三原市の要請により、食品・飲料提供。
21 シャンティ国際ボランティア会(SVA) 愛媛・岡山・広島 現地調査、情報収集中。
22 ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ) 岡山・広島 現地調査、情報収集中。こどもひろばの週末サポート。
23 遠野まごころねっと(TMN) 岡山・広島 現地調査、情報収集中。

ご支援いただいた企業・団体

この度の西日本豪雨による被災者を支援するため、企業様から支援金のお申し出をいただきました。ご支援をお申し出くださった企業様は下記のとおりです。
深く感謝申し上げますとともに、ご提供頂いた支援金を、ジャパン・プラットフォームとして責任をもって、支援を必要としている方々のために適切かつ有効に活用してまいります。
ご寄付お申し出いただいた企業・団体の皆さま一覧

支援連携事例

ANAホールディングス株式会社

NGOスタッフの渡航協力・支援物資輸送のご協力をいただいています

https://www.ana.co.jp/group/pr/201807/20180710.html

一般財団法人クラレ財団

被災地の皆様主導の復興に向け、クラレ財団様からご寄付をいただきました。

2018年12月、一般財団法人クラレ財団様から、西日本豪雨被災者支援へのご寄付を賜りました。
クラレ財団様は、「自然災害の直後は様々な形で被災地に外部から資金が寄せられる一方で、被災地の方々が自立的に復興を支えていくという重要なフェーズに資金が不足しがちになるのではないか」という認識に基づき、そのフェーズで独自の取り組みを行うという方針を持っておられます。
この度のご寄付は、その方針に照らしてジャパン・プラットフォーム(JPF)の西日本豪雨被災者支援の趣旨に賛同をいただき、決定下さったものです。
JPFは、昨年10月に、今後の西日本豪雨被災者支援プログラムにおいて、被災地の皆様自身による再建の歩みを本格的に後押しするための活動として、①地元NPOの中核となる「地元中間支援組織の支援」、および②JPF/加盟NGOと地元NPOや行政が連携して行う「孤立しやすい避難者の支援」に取り組むことを決め、その点を認めていただきました。

災害後は、外部から緊急支援を提供するだけではなく、被災地の皆様自身が主導する復興をどうサポートするかもとても重要であり、JPFも支援活動に際して心掛けています。
今後もクラレ財団様と、想いを共有するパートナーとして、国内外を問わず、より被災地のためになる支援活動に向けて連携を深められれば幸いです。

株式会社スタンダード/株式会社エクシング

現地に行けない方も被災地支援! 店頭募金箱と専用アバターアイテム購入金全額寄付でご支援いただいています。

カラオケ店舗等を運営する株式会社スタンダードは、全国のJOYSOUND直営店のほか、ネットカフェ(ゆう遊空間、NET-CUBE)、しゃぶしゃぶ すきやき 個室 ダイニング天空や、和食ダイニング若月などの飲食店レジカウンターで、JPFを寄付先とする募金箱を設置くださっています。
また「JOYSOUND」を運営する株式会社エクシングでは、「うたスキ」サービス内で支援のために作られた専用のアバターアイテムの購入を通じて、全国どこにいても被災地への支援が可能です。
アイテム購入による収益は全額、JPFの西日本豪雨被災者支援事業に寄付されます。
https://www.joysound.com/web/s/avatar/shop/donations

田辺三菱製薬株式会社

水道復旧による需要が高まった高圧洗浄機の無償提供をいただきました

西日本豪雨被災者支援にあたり、田辺三菱製薬株式会社より高圧洗浄機をご提供いただきました。高圧洗浄機は、愛媛県宇和島市で支援活動を行いJPF現地調査チームにも協力いただいている、NPOうわじまグランマへ届けられました。

うわじまグランマは、住民や他のNPOの方々へ、浸水した建物等の洗浄のために高圧洗浄機を貸し出していましたが、8月初旬の水道復旧による需要の高まりに備えて増台を必要としていました。そこで、災害発生数日後から物資提供等による協力の意思表示をいただいていた同社にJPFより相談したところ、同日中に必要台数全ての提供を決定いただき、大変迅速に購入・直送してくださいました。
おかげさまで、被災地のニーズにタイムリーに応えることができました。その後現地より、泥が容易に取れて役立っている旨の感想もいただいています。

田乃じ

被災した蔵のお酒の売上をワンコインで提供し、全額寄付してくださいます。

いつもジャパン・プラットフォーム(JPF)を応援してくれている、茅場町の美味しい小料理屋「田乃じ」のママさんは、豪雨で被災した蔵のお酒の売上をワンコインで提供し、そのまま「西日本豪雨被災者支援」に寄付してくださいます(熊本地震の際も、同じように支援をしてくださいました)。 温かいお心遣いに心より感謝申し上げます!皆様のお気持ちは、JPFが責任をもって大切に支援活動に活用させて頂きます。「田乃じ」(中央区新川1-6-7TYビル1階 tel.03-6280-3061)
地下鉄茅場町駅から徒歩5分。 お母様と田尻ママの母娘お二人の名コンビで、大変美味しい手料理とお酒が楽しめ、明るく笑いの絶えない家族的なお店です。
昨年11月には開店5周年で、「八仙酒造」の駒井専務さんのご尽力により、採れたての大間のマグロの解体ショー付きの豪華パーティも開催するなどアットホームなお店です。

日本航空株式会社

NGOスタッフの渡航協力をいただいています

http://press.jal.co.jp/ja/release/201807/004791.html

ボッシュ株式会社

浸水した建物や農業機材の洗浄作業に役立つ、高圧洗浄機をご提供いただきました。

西日本豪雨被災者支援にあたり、ボッシュ株式会社より高圧洗浄機をご提供いただきました。
これは、同社より、自社の製品が被災者支援に役立つのではないかとジャパン・プラットフォーム(JPF)にご相談をいただき、JPF現地調査チームや加盟NGOに確認したところ、ニーズがとても高いとの声があったため、ご提供いただくに至ったものです。
JPF加盟NGOのアドラ・ジャパン(ADRA)、ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)、わかちあいプロジェクト(WP)、およびJPF現地調査チームが調整した愛媛県のNPOうわじまグランマが受け取り、例えば浸水した建物や農業関連資材の洗浄等に活用しています。
うわじまグランマからは、「雑巾で拭いていくというのはとても大変なので、こういう機械を使ってなるべく早く綺麗に出来るのは嬉しいです」との声がありました。
また同時に、資機材による支援のみならず人的協力もお申し出いただき、JPF事務局でも今回の災害支援に伴う事務作業が追い付いていないとお伝えしたところ、1週間の社員ボランティアによるご支援も快諾くださいました。
自社としての被災者支援の方法を考えてのお申し出は大変ありがたいものでした。

株式会社 LIXILビバ

支援の情報共有会議でニーズがあがった、清掃作業用の高圧洗浄機をご提供いただきました。

西日本豪雨被災者支援にあたり、株式会社LIIXILビバより高圧洗浄機をご提供いただきました。
広域で被害が出た本災害に対して、支援に当たる官民の諸機関が広く課題を共有し解決策を検討する全国情報共有が開催され、JPFも参加しています。
その場において、被害の大きかった広島・岡山・愛媛各県の災害ボランティアセンターで高圧洗浄機が必要という課題が出され、JPFを含む各参加者が調達を試みることになりました。
JPFでは、災害発生数日後から物資提供等による協力の意思表示をいただいていた同社様に相談。すぐにご検討いただき、翌日には必要台数全ての提供を決定くださいました。
3県の社会福祉協議会が受け取り、災害ボランティアセンターで活用されています。
おかげさまで、被災地の支援ニーズに迅速に応えることができました。

株式会社良品計画

現地に行けない方も被災地支援!無印良品の店頭募金箱と募金券でご支援いただいています。

現在、無印良品の店頭にJPFによる西日本豪雨災害支援の募金箱を置いていただいています。
お預かりした募金は、JPFが責任をもって加盟NGOによる西日本豪雨被災者支援活動のために活用させていただきます。
お買い物の際に募金へのご協力をお願いいたします。

2018年10月1日まで、無印良品で有名な株式会社 良品計画様が、平成30年7月豪雨で被災された方々への支援のために募金券を発行しています。募金券を通じて頂いた募金は、JPFの「西日本豪雨被災者支援」のために活用させて頂きます。支援を届けるJPF/加盟NGOへのご協力、ありがとうございます。

https://www.muji.net/store/cmdty/donation/0299670000000

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