国際協力NGOジャパン・プラットフォーム(JPF)

紛争や災害時の緊急・人道支援を行うNGO組織 ジャパン・プラットフォーム

パレスチナ・ガザ人道支援 English

  • パレスチナ・ガザ人道支援2014 下水処理された水の灌漑利用に関する農業ワークショップの様子 ©NICCO
  • パレスチナ・ガザ人道支援2014 JPFの助成事業でラファ市下水処理場脇に設置したソーラーパネル ©NICCO
  • パレスチナ・ガザ人道支援2014 ガザ シジャイヤ地区にて ©JPF
  • パレスチナ・ガザ人道支援2014 在宅リハビリ支援を受ける男の子 ©JPF
  • パレスチナ・ガザ人道支援2014 シュルックワアマル児童館で活動に参加していた女の子たち ©JPF
  • パレスチナ・ガザ人道支援2014 ガザ市内 ©JPF
  • パレスチナ・ガザ人道支援2014 パレスチナ・ガザ人道支援2014 ©CCP
  • パレスチナ・ガザ人道支援2014 パレスチナ・ガザ人道支援2014 ©CCP
  • パレスチナ・ガザ人道支援2014 パレスチナ・ガザ人道支援2014 ©CCP
  • パレスチナ・ガザ人道支援2014 パレスチナ・ガザ人道支援2014 ©CCP
  • パレスチナ・ガザ人道支援2014 パレスチナ・ガザ人道支援2014 ©CCP(撮影:古居みずえ)
  • パレスチナ・ガザ人道支援2014 パレスチナ・ガザ人道支援2014 ©CCP

最新の現地情報 2019年1月16日

パレスチナ・ガザ人道支援:イスラエル・パレスチナ問題に政治的進展は見られず-国連ニュース

2019年5月9日 19:30

4月29日、Rosemary DiCarlo国連政治・平和構築局(DPPA)局長は、安全保障理事会での中東情勢に関する報告の中で、パレスチナの人道的、経済的、政治的危機への国連の対応が、イスラエル・パレスチナ間の政治的進展により、依然、十分な成果を挙げられていないと述べました。

DiCarlo局長は、ガザ地区の安定化に向けた人道支援及び経済援助プログラムの実施における進捗についても言及しました。過去1年で、燃料、医療、水、衛生支援及び雇用プログラムに1億1千万ドル、2018年9月以降、医薬品の提供と9,500件の手術支援のために460万ドルが拠出されています。

パレスチナ・ガザ人道支援:ガザ地区に職業訓練センターを開講~若者の就業に希望を~

2019年4月18日 19:30

  • グラフィック・デザインを学ぶ生徒たちの様子 ©PWJグラフィック・デザインを学ぶ生徒たちの様子 ©PWJ

今回は、JPF加盟NGOによるパレスチナ・ガザ地区での支援活動をご紹介させていただきます※。
ピースウィンズ・ジャパン Peace Winds Japan(PWJ)は、昨年よりパレスチナのガザ地区において、若者を対象とした職業訓練事業を開始し、講師の選定、機材の調達等を終えて、3カ所の職業訓練センターを開設し、2019年3月から訓練研修を開始しました。

センターで太陽光発電管理システム・コースを受講する若者の一人は、「太陽光発電パネルはガザで普及し始めていて、成長産業なので、この分野を選びました。手に職をつけて、仕事を見つけたいと思って応募しました」と話しています。

また、スマートフォン管理コースを受講する女性は、「このコースを選んで両親は応援してくれていますが、友人には「男の人がやるようなことでしょう、やめなさいよ」と止められたりしました。女の人は何もできないと思っている人はいるけれども、自分でビジネスをして見返したいという意気込みで取り組みます」と語ってくれました。

働き盛りの若者が働きたくても、なかなか働く機会を得られないというガザ地区の厳しい状況の中、PWJの支援事業は、若者の将来の希望を育んでいます。

※本事業は、JPFの助成事業ではありません。

▼PWJによるレポートはこちら
https://peace-winds.org/news/activity/report/gaza/15292

パレスチナ・ガザ人道支援:パレスチナ自治政府は"流血の連鎖?"~国連機関による警鐘~

2019年3月18日 19:00

イスラエル治安部隊は今年の初め以来、催涙ガスやゴム弾、実弾によって怪我や計り知れない恐怖に晒された方々の保護をしてきており、パレスチナの人権状況に関する特別報告者Michael Lynk氏は、現地で「流血の連鎖」が発生していると警鐘しました。
今月8日、国連による保護活動の際に、14歳と17歳の男の子が殺害され、その僅か7日後には16歳の男の子が催涙ガス弾を被弾。
Michael Lynk氏は、昨年5月に人権理事会が命じた調査委員会に対して、現地では重大な国際人権法と国際人道法上の違反があるとの調査結果を提出しました。
現地では既に35人の子ども達のほか、救急隊員やジャーナリストも犠牲となっており、デモ中にはさらに6,000人余りの人々が負傷しています。

▼国連によるレポートはこちら
https://news.un.org/en/story/2019/03/1034121

パレスチナ・ガザ人道支援:広がるパレスチナ難民への危機~治安悪化で危険に晒される人々~:国連機関による警鐘

2019年2月5日 19:00

国際連合パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のPierre Krähenbühl総長は、ガザやヨルダン川西岸のヨルダン、レバノン、シリアにおいて、2001年以降、人々の基本的なニーズは悪化しているとして警告しています。
ガザでは人口の半数にあたる100万人の人々に対して、3ヵ月に1度食糧を提供していますが、封鎖と紛争によってガザの経済が一掃され、支援が届きにくくなっています。
また、現地では治安の悪化による銃での襲撃事件の発生など、暴力事件が増加しており、昨年は、2017年と比べて57%、2016年と比べると175%も増加しており、現地の人々は日々危険に晒されています。

▼国連による記事はこちらから(英語)
https://news.un.org/en/story/2019/01/1031562

パレスチナ・ガザ人道支援:財源のカットにより、夢を失いかけている子ども達~国連機関による警鐘~

2019年1月19日 22:00

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)で現地のオペレーションディレクターMatthias Schmale氏は、援助のための財源がカットされたことで、子ども達への教育の機会が奪われてしまうと警鐘しました。
現地の学校に通うEvaさんは、「学校では実験など可能な限り実践的な方法で、いろんなことを教えてくれます。将来、何か大きなことを成し遂げる人になりたいが、今生きるためには夢をあきらめなくてはなりません。」と話します。

▼国連によるニュースはこちら(英語)
https://news.un.org/en/story/2019/01/1029792

パレスチナ・ガザ人道支援:資金不足により、崩壊する支援~国連機関が警鐘~

2018年12月23日 22:00

国連の中東特別補佐官 Jamie McGoldrick氏は、パレスチナ・ガザの現状を目の当たりにし、「支援のシステムとして完全に崩壊したシステムである」と警鐘しました。
ガザの病院では、入院患者でさえも十分な食料が得られず、また電力を伴う手術は、1年以上も延期されています。
先日17日、Jamie McGoldrick氏は、パレスチナ ガザ地区では140万人の人々が生きるための支援を必要としており、そのために3億5,000ドルものお金が必要になると述べています。

▼国連による記事の詳細はこちら(英語)
https://news.un.org/en/audio/2018/12/1028771

パレスチナ・ガザ人道支援:ジャパン・プラットフォーム加盟NGO CCPが現地で紛争に巻き込まれた人々への支援を継続中

2018年11月23日 21:00

  • パレスチナ・ガザ人道支援©CCP

ジャパン・プラットフォーム(JPF)加盟NGO パレスチナ子どものキャンペーンnew(CCP)は、紛争に巻き込まれ、障がいを負ったり、疾病を患ってしまった方々を対象に、現地での医療支援を継続しています。

紛争の影響により医療が届かなくなってしまった現地で、紛争に巻き込まれてしまった方々が後遺症や更なる健康被害に苦しむことなく、1日も早く復帰できるようにサポートをしています。

パレスチナ・ガザ人道支援:手術中でさえ、電力遮断 ~国連人道問題担当者が「深刻な現状」と懸念~

2018年10月24日 19:00

人道危機の調整担当として、ガザを担当しているJamie McGoldrick氏は、ガザの支援現場の状況を目の当たりにし、冬が近づくにつれて「深刻な現状となる」と警鐘しました。

現地では、深刻な燃料不足などにより、電力使用が1日に4時間程度に制限され、病院では手術の最中も電気を使用せず、また電源がつくまでの約1分間患者が暗闇の中で待機させられるといった事態が発生しています。

また、酸素ボンベ等の医療機器は使用せず、手動で酸素供給を行っており、非常に限られた環境の中で、医療活動を実施しています。
これから冬を迎え、厳しい寒さに見舞われる現地では、燃料不足等によって、より深刻な人的被害をもたらすと懸念されています。

▼国連による記事はこちら(英語)
https://news.un.org/en/audio/2018/10/1023982?fbclid=IwAR3u6WKh7O5F2AUYrk98133EgAXJk26I4m-OB93TpwxFKTLPN-rNPKejnRo

パレスチナ・ガザ:ジャパン・プラットフォーム(JPF)加盟NGO CCPが三鷹国際交流フェスティバル2018に参加

2018年9月19日 23:30

ジャパン・プラットフォーム(JPF)加盟NGO パレスチナ子どものキャンペーンnew(CCP)が、今週末に開催される「第29回三鷹国際交流フェスティバル~手をつなごう、世界はひとつ~」に参加します。

当日のブースでは写真パネルの展示などによる現地の活動報告や、パレスチナ刺しゅう製品、 石鹸やオリーブオイルなどの販売を行います。
親子で楽しみながら学べるクイズ形式のワークショップも行います!
当日は是非、CCPのブースへ足を運んでみてはいかがでしょうか。

「三鷹国際交流フェスティバル2018~手をつなごう、世界はひとつ~」
●日時: 9月23日(日)10:00-15:30
●場所: 井の頭恩寵公園西園(JR/井の頭線「三鷹」、「吉祥寺」から徒歩20分)
☆CCP出展ブース:Cエリア【11】テント(野球場一塁側周辺)
☆親子で楽しみながら学べるクイズ「どっちがどっち?!~パレスチナを知ろう~」開催 14:30-15:00 "フェアトレード&NGOカフェ" Bエリア【12】

パレスチナ・ガザ人道支援:JPF加盟NGO CCPが現地の活動報告会を実施~明日開催~

2018年8月24日 19:00

ジャパン・プラットフォーム(JPF)加盟NGO パレスチナ子どものキャンペーンnew(CCP)が、パレスチナ・ガザで実施している事業について活動報告会を開催します。当日は、JPF助成事業についても報告されます。

メディア等でもあまり報道されることのない、現地における生の活動を知る貴重な機会ですので、是非ご参加下さい。

****
●日時:2018年8月25日(土)
①新規ボランティア説明会 14:10-15:00(参加費無料)
②パレスチナ活動報告会 15:30-17:30(参加費 500円)
- 参加人数40名
- 参加費は当日受付にてお支払ください
- お申込みはこちらから(要事前申込み)
https://www.kokuchpro.com/event/CCP0825/

●会場:光塾 COMMON CONTACT 並木町
(渋谷区渋谷3-27-15 光和ビル地下1階)
- アクセス:JR渋谷駅 新南口徒歩1分、東急線、東京メトロ(副都心線、半蔵門線)16番出口徒歩5分)
- 地図:http://hikarijuku.com/syokai/post_4.php#map

●お問合せ先:認定NPO法人パレスチナ子どものキャンペーン

ODAメールマガジン JPF第7弾 ガザ:平和への架け橋

2018年7月5日 18:00

ジャパン・プラットフォーム(JPF)は、外務省が発行する政府開発援助(ODA)に関するメールマガジン「ODAメールマガジン」で、JPFの活動紹介を執筆しています。
最新号は、6月29日発行の「パレスチナ・ガザ人道支援」です。執筆は、事業評価部の月岡悠が担当しました。
2014年に実施された大規模な空爆と地上からの攻撃により、未だ多くの方々が多大な影響を受けています。JPFは、加盟NGO団体を通じて、現地で医療援助を実施していましたが、今月初旬、現地で支援活動を行っていた医療ボランティアの方が胸を撃たれ死亡するという事態が発生しました。
人道支援活動中の支援者に対するあってはならない攻撃です。同じ人道支援を実施しているNGOの一員として,深い悲しみと強い抗議の意志を表明します。

▼ODAメールマガジンはこちらからご覧下さい。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/mail/bn_376.html

6・29イベント案内【PARCIC がフェアトレードをテーマに】

2018年6月16日 18:00

ジャパン・プラットフォーム(JPF)の「パレスチナ・ガザ人道支援2014」でも支援を展開している 特定非営利活動法人パルシックが、フェアトレードの展開をテーマにしたイベントを開催します。

・・・
東ティモールでのコーヒー生産者支援を16年間続けているパルシックは、6月29日にコーヒーの今とこれからのフェアトレードの展開をテーマにしたイベントを、8月には東ティモールのコーヒー産地を訪ねるツアーを開催いたします。
コーヒー生産者を取り巻く環境はどのように変わったのでしょうか。南米の事例と照らし合わせながら、これからのフェアトレードの新たな展開を共に考えます。

【6.29 産地から見るコーヒーの『今』、8.3~美味しいコーヒーに出会う旅】
・開催日時: 2018年6月29日(金)19:00-20:30(受付開始 18:30)
・参加費: 一般 1,500円 学生 500円 ※要予約
・定員: 70名
・会場: 連合会館 201号室(東京都千代田区神田駿河台3-2-11)
・登壇者:中村 隆市氏(株式会社ウインドファーム 代表 ※)
伊藤 淳子(特定非営利活動法人パルシック 東ティモール事務所代表)
・主催: 特定非営利活動法人パルシック
・お問い合わせ・ご予約: 電話、メール、Webの申込フォームよりご連絡ください。
https://www.parcic.org/news/events/13286/

パレスチナ医療救援協会の医療ボランティア、ラザン・ナジャールさんの訃報を受けて -ジャパン・プラットフォーム(JPF)代表理事メッセージ

2018年6月6日 12:00

真の人道主義者の精神を称賛して
親愛なるパレスチナ医療救援協会の同志の皆さんへ
先日、パレスチナ自治区ガザ地区南部ハーン・ユーニスにおいて、医療ボランティアのラザン・ナジャールさんが、他の医療従事者と共に銃撃されるなか、亡くなられたことに深い悲しみを感じています。

犠牲となったラザン・ナジャールさんの家族や友人、そして同僚の方々の悲しみと大きな喪失感を思うと、言葉もありません。私たちは同じ人道支援に従事する者として、どのような理由があろうとも、医療関係者に対する攻撃に対して非難します。

私たちは、真の人道支援者としての精神を示してくださったラザン・ナジャールさんと、その同僚であるパレスチナ医療救援協会(PMRS: Palestinian Medical Relief Society)の皆さんに深く敬意を表します。深い悲しみをわかちあい、パレスチナにおける人道支援ニーズに対応していくことを改めて約束いたします。貴方とともに、私たちも存在しています。

人道支援活動に従事する仲間たちへ最大の敬意をこめて

ジャパン・プラットフォーム
共同代表理事
小美野 剛
・・・
Honoring of true humanitarian spirit

Dear colleagues at Palestinian Medical Relief Society(PMRS),

It is with great sadness to learn the loss of Ms. Razan al-Najjar in recent incident in Khan Yunis, Palestine, along with shooting of other medical professionals.

No words can replace the sadness and grief of family, friends, and colleagues of Ms.Razan al-Najjar. We also join you in condemning the attack against any medical personnel, which is not acceptable for any reason.

We sincerely respect the true humanitarianism shown by Ms. Razan al-Najjar and PMRS colleagues during these difficult times. Please know that we too are in sorrow, and it reaffirms our commitment to do what we can for humanitarian needs in Palestine. Because you exist, we too exist.

With highest regards to fellow humanitarian,

Takeshi Komino
Co-chairperson
Japan Platform

筑波大学 で講義をさせていただきました

2018年5月24日

  • パレスチナ・ガザ人道支援
  • パレスチナ・ガザ人道支援
  • パレスチナ・ガザ人道支援
  • パレスチナ・ガザ人道支援
  • パレスチナ・ガザ人道支援

こんにちは。ジャパン・プラットフォーム(JPF)で海外事業のモニタリング・評価を担当している三浦です。

私は5月21日、僭越ながら筑波大学にて講義を担当させていただきました。受講いただいた100名以上の学生さん、ありがとうございました!

講義を担当させていただいたのは筑波大学国際総合学類長の関根久雄 先生が1年生向けに開催する科目「地球規模課題へのアプローチ」の一コマ。この科目は、主として国連機関 において地球規模課題に取り組む人々の実践的な話を通じて、学生が自らのキャリア形成について学び、国連などでの就業を一つの選択肢として考える機会を提供することを目的としているそうです。

私は「緊急人道支援においてNGOが果たす役割」というタイトルで、国際人道支援のシステム、ニーズ調査から始まる支援プログラムのサイクルやNGOの役割、人道支援における目標と課題などについてお話させていただきました。
75分の講義でしたが、講義終了後には学生さんから「人道支援において守るべき項目をどのようにモニタリングするのか?」といった質問を個別にいただき、人道支援やNGO の仕事に関心を持っていただくことができたと思います。
講義に参加してくださった学生さん、このような機会を与えてくださった関根先生や筑波大学関係者の方々、誠にありがとうございました!

パレスチナ・フェスタ2018開催のお知らせ パレスチナ子どものキャンペーン

2018年4月16日 10:00

ジャパン・プラットフォーム(JPF)の加盟NGOの1つである
パレスチナ子どものキャンペーン(CCP)は、GW期間中の5月5日(土)/5月6日(日)に、横浜赤レンガ倉庫1号館3階ホールで「パレスチナ・フェスタ2018」を開催します。

イベント中は、アラブ音楽のライブやパレスチナ料理のほか、シンポジウムや講演会も開催予定です。
是非、お気軽に足をお運びください。
http://ccp-ngo.jp/news/2018/2018030217307.html

2019年6月6日
「事業一覧」と「活動地図」を更新しました。
2019年1月16日
「ガザ」 最新の現地情報を掲載しました。
2018年9月1日
プログラム名を「パレスチナ・ガザ人道支援」に変更しました。
2018年8月29日
「事業紹介」と「現地からの声」を更新しました。
2018年5月22日
事業一覧を更新しました。プログラム名が変わりました。
2018年2月27日
事業一覧を更新しました。
2017年7月11日
活動地域を更新しました。

支援の背景

2014年7月、イスラエル軍によるガザ地区への大規模な軍事行動により、50日以上の戦闘状況が続きました、JPFは同年8月より本プログラムを開始し、1年間の延長をしながら、食糧の確保、シェルター、緊急支援物資や生活必需品、水・衛生、保健・栄養、教育などの分野において支援を展開してきました。特に、社会的脆弱層と言われる人々の状況がこれ以上悪化しないように、生業支援、農業復興、プロテクション等において、分野横断的に女性、子ども、障がい者を対象とした支援に注力しています。

戦闘開始から3年が経ちましたが、イスラエルによる経済封鎖等の理由から、ガザの復興は滞っており、政治社会状況は混迷しています。JPFでは状況を鑑み、緊急対応期として1年間のプログラム再延長を決定し、2018年2月末まで支援を継続します。

2017年6月1日更新

2014年夏のイスラエル軍による空爆で死亡した民間人は1549人(うち子どもが3分の1を占めた)、負傷者は11,000人(イスラエル側の民間人の死者は6人、うち子どもは1人)にのぼった。住宅の13%は破損をうけ、うち20,000戸は全壊となり、100、000人(17,888世帯)が現在も避難民として残されている※1

戦争の被害に加えて、2015年5月以降僅かに緩和されたとはいえ継続しているイスラエルによる経済封鎖、エジプトからの物資搬入が不可能になったことが復興を著しく遅らせている。依然として人口の8割が食糧支援に頼っており、人道的危機が依然として続いている。食糧支援に関しても、いまだに83万の避難民が支援を必要としている。※2

復興の遅れは、避難世帯、子どもや青少年、女性世帯、障がい者などにとりわけ大きな打撃を与えていて、心理的なダメージと経済格差が目立ってきており、ただでさえ不安定なガザの政治社会状況はますます混迷している。

※1 OCHA:2015 STRATEGIC RESPONSE PLAN OPT
※2 UNRWA:Emergency appeal 2016

「天井のない監獄」と呼ばれるパレスチナ・ガザ地区には約200万人の人々が暮らしており、57Kmの境界をフェンスや壁で封鎖され、限られた検問所で人々の出入りがコントロールされているだけでなく、物資の出入りも極端に制限されています。特に2014年は7月8日~8月26日の51日間にわたり大規模な空爆と地上からの攻撃が行われ、死者2,251人、負傷者11,000以上(うち10%の人々が生涯にわたる障がいを負った)、全半壊した家屋18,000戸以上、72の病院およびクリニックが全半壊するという甚大な被害を受け1、もともと脆弱であった人々の生命、暮らし、教育、経済に大きな爪痕を残しました。全半壊した家屋のうち33%は未だ修復が終わっておらず、55,000人以上の人々がシェルター支援を必要としています2。また、現在人道支援を必要としている人々約110万人のうち92万人以上の人々が食糧支援を必要としており、国際機関やNGOによる食糧配布が続けられています3。教育面においては、子どもたちが教育を受ける機会が非常に限られた状態4であり、慢性的な電力不足(1日に4~6時間ほどしか電力が供給されない)と物資の出入りの制限が相まって、医療・保健、経済、農業、水の供給などが深刻な影響を受けています。

JPFは、2014年の軍事攻撃に対する初動対応として「パレスチナ・ガザ人道支援2014」を開始し、2017年度までの約3年間で食糧安全保障、子どもの保護、医療・保健、教育、生計向上などの分野での支援を実施してきました5。2017年度は、モバイル・クリニックの提供、子どもへの心理社会的サポート、障がいを持つ方へのリハビリテーション、越冬支援物資の配布、農業による生計向上支援、Cash for Workなどを実施し、医療・保健サービスや収入向上の面で一定の成果を上げてきたものの、2014年の攻撃による被害からの復興は未だに遠く、経済封鎖や物資、電気、水などの基本的サービスの不足による従来からの脆弱さに起因する喫緊のニーズに加えて、レジリエンス強化やEmergency Preparednessなどの長期的な支援も必要とされており、今後も国際社会がそれらの複合的なニーズに継続して対応していくことが求められています。

2018年6月1日更新
最新情報は以下をご覧ください

1. Report of the Independent Commission of Inquiry on the 2014 Gaza Conflict - A/HRC/29/52, P.6
2. UNRWA: Occupied Palestinian Territory Emergency Appeal 2018, P.2
3. 同上
4. OCHA: Humanitarian Response Plan Occupied Palestinian Territory 2018, P.38
5. 本対応計画P.2参照

プログラム概要

対応期間 2018年9月1日~2021年8月31日(3年間)
プログラム目標 武力衝突で被害を受けたガザ地区の人々の置かれている状況がこれ以上悪化しないよう、人道支援の側面からニーズを満たし、これらの人々が直面している人道上の危機的状況を軽減する。
地域 ガザ地区全域
予算 3億円(2018年度予算要望額)
9億円(3か年の合計予算額/ただし他のプログラムの予算規模との調整を考慮し、1年ごとに予算要望額は見直すこととする)

過去のプログラム概要

対応期間 2017年6月1日~2018年2月28日
プログラム目標 武力衝突で被害を受けたガザ地区の人々の置かれている状況がこれ以上悪化しないよう、人道支援の側面からニーズを満たし、これらの人々が直面している人道上の危機的状況を軽減する。
地域 ガザ地区全域
予算 2億円
対応期間 2016年3月1日~2017年2月28日
プログラム目標 武力衝突で被害を受けたガザ地区の人々の置かれている状況がこれ以上悪化しないよう、人道支援の側面からニーズを満たし、これらの人々が直面している人道上の危機的状況を軽減する。
地域 ガザ地区全域
予算 4.4億円
対応期間 2015年3月1日~2016年2月29日
プログラム目標 武力衝突で被害を受けたガザ地区の人々の置かれている状況がこれ以上悪化しないよう、人道支援の側面からニーズを満たし、これらの人々が直面している人道上の危機的状況を軽減する。
支援内容 被災者への物資配布と生計支援、農業復興、シェルター・NFI、プロテクション、水・衛生、保健・栄養、教育の各分野、および分野横断的な子ども・女性や障がい者を含む社会的弱者に対する支援
地域 ガザ地区全域
予算 5.82億円
対応期間 2014年8月10日~2015年1月31日
プログラム目標 武力衝突で被害を受けたガザ地区の人々の置かれている状況がこれ以上悪化しないよう、人道支援の側面からニーズを満たし、これらの人々が直面している人道上の危機的状況を軽減する。
支援内容 食糧の確保、シェルター・NFI、プロテクション、水・衛生、保健・栄養、教育の各分野、および分野横断的な子ども・女性や障がい者を含む社会的弱者に対する支援
地域 ガザ地区全域
予算 2.2億円(政府資金)
※当該プログラムでは民間資金を募り、上記資金枠に充当する。

ガザ入域に際しての安全管理
ガザ入域後および現地での活動に際し、在外日本大使館とも連絡を密に行った上で、各団体の安全基準に従い行動する。

活動地域

活動地域(PDF 338KB) 2019年6月6日時点

パレスチナ・ガザ人道支援 活動地図

事業一覧

最新の事業内容・助成予算・助成期間をご覧いただけます。

事業一覧(PDF 216KB) 2019年6月6日時点

パレスチナ・ガザ人道支援 事業一覧

事業一覧 加盟NGOの3団体:CCP/JPF/PWJ

団体名 事業名 開始日 終了日 事業予算(円)
JPF パレスチナ・ガザ人道危機対応支援モニタリング評価事業 2019/4/9 2020/4/8 9,000,000
PWJ ガザ地区における脆弱な未就学児および家族・幼稚園への保健・栄養支援 2018/10/12 2019/10/12 78,721,123
CCP ガザ地区における障がいや疾患を抱える人々の身体的回復、支援人材の育成および当事者の社会参加促進事業 2018/9/25 2019/9/24 190,627,545

活動地域(PDF 485KB) 2017年7月11日時点

2017年度の事業一覧 加盟NGOの5団体:CCP/JADE/PARCIC/PLAN/NICCO

団体名 事業名 開始日 終了日 事業予算(円)
NICCO 下水処理場稼働能力の向上と農業資機材配布・研修を通じたラファ市農家支援事業
/農業支援
2017/8/1 2018/3/31 35,399,930
CCP ガザ地区における紛争被害者への訪問診療と栄養改善および脆弱世帯への越冬支援
/医療支援、食糧・物資配布
2017/6/16 2018/5/31 51,011,065
PWJ ガザ地区における若者のキャッシュ・フォー・ワーク活動フォローアップ事業
/キャッシュ配布
2017/6/12 2018/2/28 39,199,751
JADE パレスチナ・ガザ 巡回医療及び救急法講習事業
/医療支援
2017/6/7 2018/2/20 21,999,988
PARCIC ガザ地区被災住民の生活再建支援と子どものケア第4期
/農業支援、保護(社会心理的ケア)
2017/6/7 2018/2/28 49,999,359

現地からの声

私たちの学校とガザの未来のために、手を取り合って頑張ります
ナダさん

現地からの声学校の水は十分でない上に海水が混じっているため、通学の際は水筒が欠かせませんでした。しかし、NICCOの支援で脱塩処理施設が学校に設置されてからは、いつでもきれいな水を飲めるようになりました。また、壊れたままになっていたトイレなどが修繕され、清潔で衛生的になりうれしいです。本当にありがとうございました。これからは、休み時間に友だちともっと元気に遊べるように、学校の校庭の施設なども充実させてもらえたらいいなと思います。

事業紹介 : パレスチナ子どものキャンペーン(CCP)

紛争によって負傷した子どもの健康と心理状態の改善をめざす

CCPでは、2014年のガザ紛争によって負傷し、障害を負った子どもたちへの支援を2015年春から続けています。2016年度はガザ全土で500人の子どもに医師、看護師、理学療法士、心理士などで構成する複数の医療チームが家を訪問し、医療機関へのアクセスが難しいため放置されていた子どもたちが、定期的で集中的な治療やリハビリ、車いすや歩行器などの提供を受けることができました。2年間で750人以上の子どもを支援し、多くの子どもたちが立てるようになったり、歩けるようになって学校に復帰したケースなどもたくさん出てきました。子どもたちの健康と心理状態の改善、また社会復帰を目指して活動を継続しています。(2016年度)

現地の声

リハビリテーションや心理サポートのおかげで
歩けるようになり、気持ちも前向きに!
イブラヒムくん(12歳)

現地の声爆撃で左膝下を失った当初、僕はストレスを家族にぶつけ、手当たり次第に物を壊したり投げたりすることがありました。友達とも関わろうとしませんでした。でも、理学療法による1年半のリハビリテーション※や心理的サポート※を受けたら、学校に行けるようになりました!足を失いながらも、立ち上がり、義足をつけて歩き、自転車にも乗れるようになったことで、気持ちが前向きになってきたのかな。学校では国語と体育、特にサッカーが好き。いつかゴールキーパーをやりたいと思っています。

事業紹介 : 日本国際民間協力会(NICCO)

下水処理場の機能を回復し、水環境向上をめざす

NICCOは2014年8月から、ガザ地区にて緊急人道支援を実施しています。停戦から2年以上経った現在も、供給電力の著しい不足により、ラファ市では下水処理場が機能せず、汚水が海へと放流されています。住民の多くが農業を営む同市沿岸部では、海洋汚染の影響で灌漑に利用する地下水が塩水化し、農作物被害や、塩化した飲み水による健康被害が深刻です。NICCOでは、下水処理場の機能回復のためのソーラーパネルの設置、および学校の飲み水の脱塩処理を行いながら、水環境向上を支援しています。(2016年度)

現地からの声

迅速な支援のおかげで農業や家族を守れた
サルマーさん

現地からの声夫が病気のため、女手一つで5人の家族の生活を支えています。4ドノム(4000㎡)の農場で主に大麦や小麦を栽培して収入源としていましたが、2014年の戦闘により生活は一変。しかしNICCOが迅速にガザに入り、井戸の再建や灌漑の整備、被災農家への農業資機材や種苗の配付をしてくれたおかげで、収益性の高い野菜を栽培し、ガザ内での販路も確保できました。その収益により農場を拡大し、新しい農業資材も購入できました。支援がなければ、農場を営むことはおろか、家族の生活をとてもまかないきれませんでした。今後は、雨水の溜池なども作れたらと考えています。

現地からの声

飼料の生産研修や食用動物の配布などによる女性世帯のための生業支援で、人生が再び自分に微笑みかけてくれた。

現地からの声女手一つで5人の子どもを育てているために外の仕事は難しく、以前は鶏卵を売って生計を立てていました。これが軌道に乗り、鳩やウサギ、羊にも手を広げていたのですが、2014年の戦争で家を壊され、家畜も失いました。その後、家畜の飼育は諦めていましたが、女性世帯のための生業支援を受けて再開することができ、人生が再び自分に微笑みかけてくれた気がしました。今では配布されたウサギの生産販売に加え、鶏10羽による卵の生産も行っています。

事業紹介 : パレスチナ子どものキャンペーン(CCP)

十分な医療アクセスのない子どもたちに訪問診療でアフターケアを提供。
障害の重度化を防ぎ、運動機能と生きる力の回復を目指す。

事業紹介2014年夏の戦争では11,231人(うち子ども3,436人)が負傷し、多くの子どもたちが生涯にわたる傷を負いました。
封鎖によって医薬品・医療機器・病院の収容能力などが不足しており、十分な治療を受けられずに放置されている負傷者も大勢います。CCPは被害の特に大きかった地域で、医師、看護師、理学療法士、ソーシャルワーカーから成るチームを各家庭に派遣し、負傷した子どもたち250人にアフターケアを提供しています。(2014年度)

現地からの声

お医者さんの派遣に感謝しています。
シャヘドさん

現地からの声娘は公園で兄弟と遊んでいる時に突然砲撃され、無数の爆弾の破片がこの子の下半身にささりました。夫は病院を駆け回り治療の可能性を探しましたが、ガザの中では十分な手術はできませんでした。病院もいっぱいで家に戻されてしまい本当に不安でしたが、CCPがお医者さんを派遣してくれて、足の内部の炎症や感染状態を検査してくれました。
もっと複雑な治療が必要かもしれないと言われていますが、お医者さんが毎週家に来て親身に相談にのってくれますし、リハビリもしてくれるので、歩けるようになればよいと願っています。