ベイルート大規模爆発被災者支援

本支援事業は終了しました。
寄付などによるご支援をいただき、
ありがとうございました。

物資配布の様子 ©PARCIC

食糧バスケットの配布 ©PARCIC

このプログラムが取り組むSDGs

2 飢餓をゼロに 3 すべての人に健康と福祉を 17 パートナーシップで目標を達成しよう

プログラム概要

●2020年9月2日(プレスリリース
NGO、政府、経済界の連携によって2000年に設置された緊急人道支援組織、ジャパン・プラットフォーム(東京都千代田区/以下、JPF)は、2020年8月4日にレバノンの首都ベイルートで発生した大規模爆発による被災者支援のためのプログラムの開始を、8月31日に決定しました。

概況

  • 8月4日18時頃(現地時間)、レバノンの首都ベイルートの港湾地区において大規模爆発が発生しました。レバノン政府が倉庫に保管していた2,750トン※1の硝酸アンモニウムが爆発の原因とみられています。ベイルートでは8~9日に最大1万人規模の抗議デモが発生し、10日には、ディアブ首相が内閣総辞職を表明しました※2。
    爆発の被害は広範囲に渡り、死者180人以上、負傷者6,500人にのぼります(8月28日時点)※3。30万人以上(うち子ども約8万人)が家を失い学校などの公共施設に避難しており※1、レバノン住民だけでなくシリア難民やパレスチナ難民も含まれています。
  • 15以上の医療機関が損傷を受け、負傷者の治療に十分に対応できていません※4。約160の公私立学校が爆発により損傷を受け、約8万5,000人の子どもの教育へのアクセスに影響が及ぶ見込みです※5。また、今回の爆発によりレバノンの85%の穀物が貯蔵されていた穀物倉庫も破壊され※6、長引く経済危機により既にひっ迫していた食糧事情をさらに悪化させると予想されます。
  • 8月7日に、国連人道問題調整事務所(OCHA)は、医療支援、住宅修繕などの資金拠出を決定し※7、支援団体間の調整を開始。OCHAによると、保健・医療、シェルター、保護、水・衛生、食糧等の分野での緊急支援のニーズが確認されています※8。

JPFは、混迷を極めるレバノンの社会経済状況や支援ニーズの大きさに鑑み、加盟NGOと連携しながら、既に脆弱な人々がさらに弱い立場になってしまうことを防ぐための緊急支援を実施してまいります。今後の状況につきましては、随時JPFウェブサイト、Facebookでご報告いたします。

※1:UNICEF, Lebanon Situation Report No.2 The Beirut Explosions, 6 August 2020
※2:BBC, Beirut explosion: Lebanon's government 'to resign' as death toll rises, 10 August
※3:OCHA, Lebanon: Beirut Port Explosions Situation Report No. 8, As of 28 August 2020
※4:OCHA, Lebanon: Beirut Port Explosions Situation Report No. 3, As of 10 August 2020
※5:OCHA, Lebanon: Beirut Port Explosions Situation Report No. 6, As of 21 August 2020
※6:OCHA, Lebanon: Beirut Port Explosions Situation Report No. 2, As of 7 August 2020※7:OCHA, UN PROVIDES $15 MILLION IN RESPONSE TO BEIRUT BLAST, 7 August 2020
※8:OCHA, Lebanon 2020 Flash Appeal, 14 August 2020

期間

2020年10月16日~2021年4月15日(初動6ヶ月)

予算

1億4,000万円(政府資金)

対象地 レバノン・ベイルート
  • 対応期間・予算は、現地の状況に応じて適宜見直しを行います。

プログラム対応方針

  • レバノンの政治社会状況、および本事象の緊急性や新型コロナウイルス感染等の影響等を鑑み、本プログラムは、現地で事業を実施するノウハウとリソースを有し、迅速に事業を開始できる団体を優先する。これに即し、現在事業実施中の団体、および当該地での事業実施経験のある団体に限定する。
  • 国際社会がレバノン政府への支援に行政改革を条件としていることを踏まえ、現地政府等との調整において中立性や透明性の確保に留意する。

最新の事業内容・助成予算・助成期間をご覧いただけます。 2021年7月31日時点

事業一覧(PDF 206KB)

活動レポート

  • 2020年度年次報告書でベイルート大規模爆発被災者支援を紹介しています

    2020年度年次報告書でベイルート大規模爆発被災者支援を...

  • PARCICの活動報告

  • SCJによる子どもの保護の実施

    SCJによる子どもの保護の実施

  • PARCICの事業期間の延長

    PARCICの事業期間の延長

  • 事業期間の延長

    事業期間の延長

  • PARCICによる物資配布等の支援

    PARCICによる物資配布等の支援

  • CCPによる障がい者への支援

もっと見る
閉じる
  • SCJによる子どもへの支援

  • PARCIC、ベイルートで支援

    PARCIC、ベイルートで支援

  • PARCICによるオンラインイベント「ベイルート大規模爆発から2か月」

    PARCICによるオンラインイベント「ベイルート大規模爆...

  • 出動決定

もっと見る
閉じる

活動中の加盟NGO

  • パレスチナ子どものキャンペーン(CCP)

    ベイルート大規模爆発で被災した身体障がい者へのリハビリ支援・心理的サポート

    期間20.11.16 - 21.5.31

    金額30,000,000

  • セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)

    ベイルートにおける大規模爆発被災者のための子どもの保護・心理社会的支援およびシェルター支援

    期間20.11.13 - 21.7.31

    金額50,000,000

  • パルシック(PARCIC)

    食料・衛生用品の配布、家屋の修復

    期間20.10.16 - 21.5.13

    金額49,092,500

もっと見る
閉じる

現地からの声

現地からの声

オスマーンさん

支援がなければ、自力では直せませんでした。

数年前から仕事がなく、家族の支えで暮らしていました。爆発では、幸い怪我はほとんどなかったのですが、窓ガラスが割れ、キッチン棚の扉は吹き飛び、内壁がはがれてしまいました。窓は借金して直しましたが、物価上昇でそれ以上の補修はできず、今回の支援がなければ、壊れた箇所を自力では直せませんでした。とても感謝しています。(2020年度PARCIC事業より)

ページトップ

今、知って欲しいJPF最新のお知らせ

継続的に人道支援活動を支える マンスリーサポーターのご案内

継続的に人道支援活動を支える マンスリーサポーターのご案内

「令和6年能登半島地震 被災者支援」プログラム決定(寄付受付中)

「令和6年能登半島地震 被災者支援」プログラム決定(寄付受付中)

ガザ・武力衝突激化から2カ月:朝日Re:Ron JPFガザ地区支援 評価担当スタッフ記事 (12/8 22:50まで無料)

ガザ・武力衝突激化から2カ月:朝日Re:Ron JPFガザ地区支援 評...

JPF公式YouTube番組「ソーシャルグッド タイムズ」 本日より配信開始

JPF公式YouTube番組「ソーシャルグッド タイムズ」 本日より配...

「ガザ人道危機対応支援」決定(寄付受付中)

「ガザ人道危機対応支援」決定(寄付受付中)

ウクライナ人道危機2022(寄付受付中)

ウクライナ人道危機2022(寄付受付中)

ふくしま「ともつく」基金を開始(公募受付中)

ふくしま「ともつく」基金を開始(公募受付中)

「パレスチナ・ガザ人道支援」 現地からの声

「パレスチナ・ガザ人道支援」 現地からの声