「フィリピン・セブ島沖地震被災者支援」決定(寄付受付中)
2025年9月18、19日の二日間、ジャパン・プラットフォーム(JPF)は、世界銀行グループの金融機関、アジア開発銀行(本部:フィリピン)東京支部にて行われた円卓会議「Multi-Stakeholder Roundtable on Philanthropy for Advancing the Sustainable Development Goals(SDGs推進のためのマルチステークホルダーによるフィランソロピー推進会議)」に出席しました。
社会課題の解決を目指して寄付やボランティアなどに取り組む活動を意味する「フィランソロピー」をテーマに、学者、政府機関、NGO、投資家、国連機関、企業、宗教家といった多様かつ国際色豊かな面々が意見を交わしました。
会議で印象的だったキーワードが、「ブレンデッド・ファイナンス(Blended Finance)」です。民間資金と公的資金、あるいは慈善資金を組み合わせることで、社会課題の解決や持続可能な開発目標(SDGs)の達成を支援する投融資手法を指す言葉で、最近注目を集めています。
実は、災害支援分野でこのような考えを25年前に持ち、設立されたのが私たちJPFです。自然災害や紛争による難民・避難民が生じる緊急時に寄付を集めてから支援を届けるのでは、時差が生じてしまいます。そこで、政府(外務省)のODA資金、企業や個人からの寄付を組み合わせて、迅速に、世界へ日本のNGOによる支援を届けるためにJPFが誕生しました。
JPFの成り立ちやファンドレイジングなどについて説明する前事務局長、亀田和明 ©Asian Development Bank Institute
複雑化する世界でSDGsの目標を達成するには、さまざまな業界が連携して、資金面も含めた多くのジャンルで協力し合うのが大切だと再認識したのと同時に、アジア各国でのフィランソロピー文化の成長やトレンドなどについても報告し合うことがきた貴重な機会となりました。
設立25周年を迎えた今、残念ながら世界の自然災害は増え、難民の数も第二次世界大戦以降、最大数に達していますが、私たちJPFはあきらめず、より多くの皆さまと連携してSDGsの達成に向けて努力する所存です。
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