JPFって何してるの?
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食糧危機_食用油配布の様子 ©GNJP
ジャパン・プラットフォーム(JPF)は、1999年のコソボ紛争で直面した日本の支援活動の課題をきかっけに、2000年に設立されました。国内外の自然災害による被災者や紛争による難民の方々に対し、個人、企業、NGO、政府が、対等なパートナーシップのもとに協働して迅速な支援を届ける、緊急人道支援の国際NGOです。
災害や紛争などが起こったときに、
個人、企業、NGO、政府が協力し合って
支援を実現するためのプラットフォーム
この仕組みは、世界でも類を見ない中間支援ネットワークとなっています。
JPFの最⼤の特徴は、⽇本の加盟NGOの活動を⽀える中間支援組織であることです。得意分野を持った45以上のNGOが集まることで、災害ごとに異なる支援ニーズや1つの団体だけではカバーできない課題にも取り組むことができます。
JPFは2000年の設立以来、6,000社以上の企業・団体からのご支援に支えられています。これからも企業の皆さまと共に、社会課題の解決へ取り組んでいきます。
企業連携例:全⽇本空輸株式会社
能登半島地震が発⽣した際、ANAマイレージクラブ会員の皆さまにマイル寄付での⽀援を呼びかけていただきました。また、加盟NGOスタッフへの無償航空券のご提供を通じて、迅速な⽀援活動のためにご尽⼒いただきました。
©ANA
JPFは設⽴以来、のべ10万⼈以上の⽅からのご⽀援に⽀えられています。
世界の難⺠・避難⺠は1億2,000万⼈を超え※1、⽀援を必要とする⼈は3億⼈を超えました※2 。
紛争は世界各地で多発・長期化し、巨大地震や台風、豪雨などの⾃然災害は、国外だけでなく日本国内でも増加している今だからこそ、JPFは、世界の人道危機に目を向けてお互いに⽀え合うことが大切だと考えています。
個人の皆さまからの支援例
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![]() 「能登半島災害支援(地震・豪雨)」食品応援パッケージを作成/鹿島郡中能登町/2024.11.21 ©2HJ |
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その他、メディアや学校教育の場など、さまざまな連携を強めています。
「世界の人道危機 ~ウクライナ・ガザ侵攻から現在までを解説~」
CNN国際ニュースの日本版として、社会課題に対し積極的な情報発信をしているメディアCNN.co.jpと連携。人道危機下にある人々の状況を伝え、日本から共に届けられる支援を身近に感じてもらえるよう、ウェビナー企画を開催しました。初の共催となる2024年7月のウェビナーでは210名以上の参加お申し込みをいただきました。
©JPF
「17 GOALs PROJECT」
株式会社JTBと共に、SDGs達成に向けたNGOの活動を中学生と高校生により広く知ってもらう・体験を伴う学びの場を提供するプロジェクトを実施しています。2020年に始まり、これまで15以上の中学校・高校で講演やディスカッションなどを実施してきました。
©JPF
JPFは、2025年で設立から25周年を迎えました。これからも、自然災害や紛争によって弱い立場に方々におかれた方々に対し、迅速に効果的な支援を届けるため、誰もが“支援の輪”に参加できる、市民社会のプラットフォームを目指して活動を続けていきます。
参照URL
※1 UNHCR, Global Trends report 2023
※2 OCHA, Global Humanitarian Overview 2025, 4 December 2024