私にもできること
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配布されたテントの前で笑顔を見せる子どもたち/シンド州 ©KnK
日本・世界で相次ぐ地震や豪雨災害、そしてガザやウクライナなどでの人道危機。
ニュースで危機に直面した人々の姿を目にしたときに、「何か自分にもできないだろうか?」と胸がざわつくことはありませんか。
そうした際に、「寄付」という形で支援をすることは、確かにその時の緊急支援に活かされ、目の前の危機を救う力になります。
その一方で、こんな疑問が心に残ることもあるのではないでしょうか。
世界には、時間の経過とともに人々の関心が薄れ支援が届きにくくなっている、長期化した人道危機がたくさんあります。予算が尽き、支援をやめざるを得ないケースも少なくありません。
さらに日本でも、「いつ起きてもおかしくない」災害が私たちの日常と隣り合わせです。
そこで大きな力になるのが、団体の活動を継続的に支えるマンスリーサポーター(毎月の継続寄付)のご支援です。
この記事では、寄付者の方からよくいただく8つの疑問にお答えしながら、「マンスリーサポーターがどのような制度なのか」「なぜ継続寄付が大きな力になるのか」をお伝えします。


<マンスリーサポーターとは>
毎月一定額をNPO、NGOなどの団体に継続的に寄付する支援の方法です。
<金額設定>
多くの団体が、団体の活動を支える重要な支援方法として設定しており、金額設定は団体によって異なります。毎月1,000円などから始められるケースもあれば、3,000円や4,500円など、一定の金額以上が設定されている場合もあります。
<寄付の使途>
私たちについて
ジャパン・プラットフォーム(JPF)は、日本・世界の自然災害や紛争によって困難な状況におかれた人々に、緊急支援を届けるNGOです。
JPFには45以上のNGOが加盟しており、それぞれが水・食料・医療・教育などの専門性・地域の強みを持っていることから、世界中の危機に支援を届ける体制があります。
JPFのマンスリーサポーター
活動を継続的に支えていただく方法として「マンスリーサポーター」を設けており、毎月1,000円から、1,000円単位でご支援いただくことができます。
この毎月のご寄付は、特定の地域ではなく、JPFの災害・人道支援活動全般を支えるために活用させていただくものです。
もちろん、地域を特定した形でのご寄付も非常に大切です。ニュースで目にした災害や危機に直接支援を届けられますし、目の前の命を救う力になります。
一方で、活動全般を支える寄付にはこんな力があります。
自然災害や紛争は、近年増え続ける一方にあります。
私たちJPFは、発災直後に一刻も早く緊急支援を届けるのが重要な使命ですが、事前に緊急時に使うことのできる資金がなければ、現場ですぐに支援を始めることはできません。「発災後にいただくご寄付は、当日の支援には間に合わない」からこそ、平時からの皆さまからの支えがとても重要なのです。
実際に、事前に資金が蓄えていられたことで、助けられた命や生活もあります。
能登半島地震発生から124時間が経過した1月6日、倒壊した家屋から90代の女性が救出されました。この救出にあたったのが、JPFによる緊急支援&現地ニーズ調査 として、当日から現地入りしていた加盟NGOのピースウィンズ・ジャパンの医療チームでした。
こうした迅速な支援ができたのは、日ごろからのNGOとの連携に加え、どの活動にも活用させていただけるご寄付があったからこそです。このように、事前に託していただくご寄付が、時間との勝負で命を守る支援には欠かせません。
もう一つの側面は、”長期化した人道危機に直面する人々が支援を受けられる”ことです。
皆さんが普段ニュースで目にする人道危機は、その一部にすぎません。世界にはニュースでは報じられない、長期化した人道危機がたくさんあります。シリア、アフガニスタン、南スーダン、ミャンマーなど、緊急支援が必要な地域は多くあり、そうした地域への支援もJPFは行っています。
これらの地域では、紛争による影響に加え、度重なる自然災害など、複合的な影響により事態が年々深刻になっているにも関わらず、時間の経過とともに支援の光が当たりにくくなる現状があります。
また、災害や紛争が頻発する中、支援団体の予算も厳しく、資金不足により支援を中断せざるを得なかった地域も少なくありません。
そこで、使途を指定しないご寄付が増えることで、世の中の光があたりにくく支援が途切れやすい地域を支える土台となるのです。
特定の地域への寄付は、「目の前の課題を救う力」、活動全般への寄付は「現場が動き続ける力」を支えるもの。両方がそろって初めて、ニュースに映る災害にも、報道されなくなった危機にも、継続して支援ができるのです。
日本国内でも、毎年のように豪雨や地震が頻発しており、次の災害がいつ、どこで起きてもおかしくない現状があります。
JPFは度重なる災害の学びを活かし、平時から災害対応の準備を進めています。今後起こりうる災害に向けた防災・減災のための取り組みにも、緊急支援の使途を限定しないご寄付による資金が大きな力になります。
もちろん、1度にまとまった寄付(単発寄付)も非常にありがたい支援です。
一方で、継続的な寄付の一番の強みは、「安定的な資金計画が立てられる」という点です。
継続的なご寄付の場合、多くの方が複数年にわたって支援を続けてくださいます。そのため、安定した収入が1年・数年単位でどのくらい入ってくるか予測ができるため、どの場所でどのくらい支援を続けられるのかを計画できます。
そうすることで、例えば、
といったことが可能になります。
これは、”支援を受ける人に、支援が続く「安心」が届けられる”ということに繋がります。現場に安定した資金の見通しを渡すことができると、スタッフや現地の人々は、資金面の不安なく支援活動に集中することもできます。
JPFのマンスリーサポーターは、毎月1,000円(1日あたり約33円)から、1,000円単位で任意のご支援金額をお選びいただけます。
ご支援者の皆さまは、毎月1,000円や3,000円など、ご自身の状況にあわせて、ご負担の少ない金額で支援を続けてくださっています。
月1,000円の寄付は「小さいもの」と思われる方も多いかもしれませんが、例えば4年間継続いただくと約5万円。100人いらっしゃると500万円、1,000人が集まれば、5,000万円ものご支援になります。
その都度状況によって異なりますが、例えば500万円の事前の活動資金があると、災害発生時にすぐに現地のニーズ調査や緊急支援を行うことができる目安の金額規模になります。さらに、5,000万円あれば、食料・医療・生活再建など複数の分野で、必要とされる支援を実施できる規模にもなります。
現在、多くの地域で危機が頻発化する中、予算状況はとても厳しくなっている現状があり、現地で必要とされているニーズと、支援が提供できている量には、大きなギャップがあります。
「支援をしたい」「現地の役に立ちたい」という想いがあるお一人お一人の力があつまることで、大きな支援への可能性が広がるのです。
はい。
JPFの公式ウェブサイトやマンスリーサポーター特設ページより、簡単にお手続きいただくことができます。
決済方法は、クレジットカードと銀行口座振替の二種類をご用意しており、お好きな方法をお選びいただけます。
ご負担の少ない金額で長く続けていただくことが大きな力になりますが、継続期間にしばりなどはございません。
ご状況に応じて、メールもしくはお電話でご連絡いただくことで、いつでもご支援金額の変更・退会が可能です。ご連絡いただき次第、スタッフが順次手続きの対応をさせていただきます。
私たちのご支援者さまには、一度金銭的なご事情により退会され、数年後に再開してくださった方もいらっしゃいます。
まず、一般的な継続寄付のメリットとしては、以下の点が挙げられます。
「毎月支援したい」と思っていても、毎回決済をするのは負担になりがちです。
マンスリーサポーターであれば、一度の登録で継続的な支援が可能。お忙しい日々の中でも、手続きの心配なく支援を続けることができます。
(※システム会社の変更時などに更新をお願いする場合があります。)
単発寄付の際にも得られるメリットになりますが、JPFは「認定NPO法人」として東京都からの認定を受けているため、確定申告による「寄付金控除」の対象となります。
例えば毎月1,000円の寄付の場合、年間で12,000円。
そこから2,000円を引いた10,000円の40%(4,000円)が控除されます。
また、お住まいの都道府県が条例によりJPFを指定している場合、住民税10%(1,000円)も控除されるため、最大で50%の税制優遇を受けられます。(※税額控除の一般的な計算式による。詳細はこちら)
つまり、最大で年間のご支援額12,000円のうち4,000円から5,000円が税務署から控除されるため、実質の負担額としては、1月あたり600~700円程度の実質の負担額で、ご支援いただくことができます。
一番の特徴は、「世界の動きに合わせて、最も必要とされる支援に参加できる」という点です。
私たちJPFは、災害や紛争で困難にある人々に、一刻も早く、そして必要な限り緊急支援を届けることを使命としています。
JPFには、多くの分野や地域に強みを持つNGOが45以上集まっているため、世界や日本の災害の現状や動きに応じて、すぐに緊急支援を届ける力を持っています。
災害・紛争の現場では、水・食料・物資・医療・教育など、幅広いニーズがあり、そのニーズも刻一刻と変化しますが、多くのNGOが集まるJPFだからこそ、現場の声に応える力があります。
そして、その現場で緊急支援が必要とされるまでの間、NGOと協力し、できる限り支援を繋げるよう努力しています。
こうした国際協力や災害支援に取り組む団体は多く存在しており、最近は災害や紛争が頻発しているため、
「同じような団体が多く、どこに寄付すべきかわからない」
「関心のある国ごとに寄付する余裕がない」
と、悩まれている方も多いのではないでしょうか。
そのような方でも、多くのNGOと連携して、世界に緊急支援を届けるJPFのマンスリー寄付なら、“必要なところに確実に届ける支援”に参加できるのが特徴です。
はい。
JPFは、寄付者の方に安心してご支援いただけるよう、JPFでは透明性を高める取り組みを行い、寄付者の方へはご希望に応じた方法で各種報告をお送りしています。
<企業との連携>
現在、約100社の企業様が、賛助会員・活動全般を支える継続的な寄付により支援してくださっています。その他多くの取組みに支えられ、設立以来、6,000社以上の企業様と連携してきました。
その一部となりますが、能登半島地震の際には、XX社以上の企業が、社内でご寄付を集めるオンライン社員募金に取り組んでくださり、支援の輪を広げてくださいました。
<公的機関との連携>
JPFは設立以来、日本政府と協力しながら人道支援を担ってきた、NGOでもあります。ウクライナ人道危機など大規模な人道危機の際には、日本のNGOを通じた支援の担い手として、国連機関と名を連ねる形でJPFが選ばれ、支援を実施してきました。
ただし、JPFは政府から独立した立場のNGOです。人道原則に従い中立的な立場で、加盟NGOと連携しながら必要とされる支援を届けています。こうした連携の背景には、活動の透明性を高める体制があります。
こうした仕組みにより、「どこで・何に・どれだけ使われたのか」を明確にお伝えしています。
JPFを日ごろから応援してくださっているマンスリーサポーターの皆さまからは、こんな応援の言葉をいただいています。
緊急性の高いさまざまな社会課題にすぐに対応してほしいという思いから、JPFに支援をしています。(20代男性)![]()
支援をなさりたい方と、支援の専門家であるNGOをつなぐ団体としての在り方に、意義を感じています。
(70代男性)![]()
年金からの微々たる寄付ではありますが、 皆様の有益かつ社会貢献の一助となれば幸いです。
(60代女性)![]()
世界中からの恩恵で生活できている日本。少しでも世界の平和や安定に役立てていただきたいです。
(50代男性)![]()
子供達に食糧が十分に届きますように
(30代女性)![]()
世界で深刻化する戦争の危機から少しでも子供達が救われる手助けになれば幸いです。
(20代男性)![]()
たくさんの人が、自分が望む選択ができる世の中になってほしいという思いで、支援を続けています。
(30代男性)![]()
戦争や災害などに遭われた方への支援活動にお役立てください。
(50代女性)![]()
少額でのご支援しかできませんが、少しでもお力になれればと思いご寄付させていただきます。 世界の平和、各国の震災復興が少しでも良い方向に向かう事をお祈りしております。
(40代男性)![]()
ニュースになった危機も、映らない苦しみも。
そのどちらにも支援を届けるために、JPFは活動しています。
あなたのマンスリーサポーターとしてのご寄付は、「すぐ届ける支援」と「続ける支援」 その両方を可能にし、未来の「誰かの安心」に繋がります。
ご無理のない範囲で、あなたのペースで。ぜひ、マンスリーサポーターとしてご参加いただければ嬉しいです。
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