コミュニティスペースの設置や、子どものグリーフサポート研修を実施

活動レポート

ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)

コミュニティスペースの設置や、子どものグリーフサポート研修を実施

ハワイ・マウイ島大規模火災緊急支援
  • 子どものグリーフサポートの専門家による研修(2日目)の様子/2025.03.21 ©ピースウィンズ・ジャパン

  • トラウマインフォームドケア研修の専門家(上段右から3番目)と受講者たち/2025.03.14 ©ピースウィンズ・ジャパン

  • 完成したコミュニティスペース/2025.04.16 ©ExerPlay

2023年8月、アメリカ・ハワイ州マウイ島で発生した大規模な山火事は、特に島西部のラハイナ地区において壊滅的な被害をもたらしました。被害状況は非常に深刻で、少なくとも100人が命を落とし、約2,200棟以上の建物が焼失しました※1。被災された方々の生活再建には、暮らしの場の整備と心のサポートの両面が求められています。

こうした状況を受け、ジャパン・プラットフォーム(JPF)は加盟NGOのピースウィンズ・ジャパン(PWJ)を通じて、発災直後から支援を続け、2025年6月に事業を終了しました。

<PWJが行った支援>
①コミュニティスペース設置による生活環境の改善
仮設住宅地に遊具を中心としたコミュニティスペースを設置しました。この場所は、子どもが安心して遊べるだけでなく、保護者や住民が集まり交流できる場としても活用されています。住民同士のつながりが生まれることで孤立を防ぎ、生活環境の改善にもつながっています。

②職員の能力強化による支援体制づくり
仮設住宅地で住民を支える職員やDCMメンバー※2 を対象に、子どものグリーフ(悲嘆)サポートや、トラウマインフォームドケア※3の研修を実施しました。この研修を通じて支援の知識や対応力が高まり、被災者に寄り添った適切な支援ができる体制が整えられています。
研修に参加した職員からは、「明日からでもすぐに現場で活かせる内容だった」、「子どもや家族の方が安心して表現できる場づくりをこれから実践したい」といった声が寄せられています。

本事業は終了しましたが、被災された方々はまだ生活再建の過程にあります。
このコミュニティーを通じて、人と人とのつながりが再建への力となっていきます。
多くのご支援で皆さまのお力添えをいただきありがとうございました。


※1 U.S. Fire Administration, MAUI WILDFIRES OF AUGUST 8, 2023, 8 FEB 2024

※2 DCMメンバーとは、現地において被災者支援にあたる災害ケースマネジメントを担う人材をさします。

※3 トラウマとなる出来事とその影響について知識を持ち、理解しながら支援に関わっていくこと。

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