ジャパン・プラットフォーム（JPF）は、2025年12月8日、カンボジア・タイ国境地帯で再燃した大規模な軍事衝突による避難民支援のため、2025年12月15日よりJPF加盟NGOを通じた緊急支援＆現地ニーズ調査を開始しました。

＜カンボジアの状況について＞
現地では長年続いてきた国境を巡る緊張が12月8日以降激化し、多数の避難民が発生しています。

・カンボジア政府の発表では、民間人11人が死亡、59人が負傷、避難民は39万人以上※1
・880以上の学校が閉鎖され、20万人以上の子どもたちに影響が出ている※2

市場に避難する人々©SVA

＜JPFによる支援について＞
JPF加盟NGOのシャンティ国際ボランティア会（SVA）を通じて、特に国際機関などの支援が行き届いていないカンボジア西部3州（バンテアイミエンチェイ州、バッタンバン州、ポーサット州）の3郡において支援活動を行います。SVAの調査によると、3郡には12月11日時点で6,000世帯以上、23,000人以上が避難しています。
最低限の生活を支えるため、米などの食糧キット、石鹸、洗剤、女性用生理用品などの衛生用品キット、テント・蚊よけネット・就寝用のマットを含む生活必需品キットなどを配布する予定です。

JPFと加盟NGOは、現地で活動を行うスタッフの安全を第一に優先しながら、避難民の方々に支援を届けていきます。

※1 Reuters, Thailand considers blocking fuel exports to Cambodia as border conflict escalates（2025年12月15日）
※2 Humanitarian Response Forum (HRF), CAMBODIA Situation Report 11: Cambodia-Thailand Border Situation Cambodia Humanitarian Response Forum（2025年12月12日）

今後起こりうる災害や紛争の緊急初動調査のための資金にご賛同いただける方は、以下の方法でご支援ください。
※特定の支援活動へのご寄付ではなく、JPFの活動全般へのご寄付となります。

※恐れ入りますが、振込手数料をご負担ください。

※通信欄に「一般寄付」とお書き添えください。
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【特定非営利活動法人（認定NPO法人）ジャパン・プラットフォームについて】

コソボ紛争の経験を教訓に、NGO、経済界、政府の対等なパートナーシップのもと、2000年に発足した日本の緊急人道支援のしくみ。平時より、3者および多様な人々が、強みや資源をいかして連携できるプラットフォームとして機能し、国内外の自然災害による被災者、紛争による難民・国内避難民に、迅速かつ効果的に支援を届けています。これまでに65以上の国・地域において、総額967億円以上、2,400事業以上の人道支援を展開。それぞれ得意分野を持つ45以上の加盟NGOをさまざまな形でサポートしながら、緊急人道支援のプロフェッショナルとして、支援を必要とする人々のニーズに根ざした活動をしています。