「アフガニスタン東部地震被災者支援2025」決定(寄付受付中)
グッドネーバーズ・ジャパン(GNJP)
支援を受けた母親の子どもたち。支援で購入した授業用のタブレットを持っている ©Good Neighbors Japan
ロシアによる軍事侵攻が続き、いまもウクライナでは多くの人々が避難生活を余儀なくされています。長期化する人道危機は、人々の心にも影響を与え、支援の必要性が高まっています。
ウクライナ東部ハルキウ州では、推定375万7,000人にのぼる国内避難民(IDPs: Internally Displaced Persons)の12%が暮らしています。※
同州では、毎日ドローンやミサイルによる攻撃を受けており、人々は地下などの避難所で過ごすことを強いられています。子どもたちも砲撃から身を守るため、地下の避難スペースで学ぶことが多く、幼稚園や学校に通うこともできません。不安や恐怖によるトラウマのケアなどの支援も重要です。
多くの人々が、かばん一つなど最低限の持ち物だけを手に避難し、次のような困りごとを抱えています。
✔命にかかわる治療を受けたいが、急な避難で治療に必要な書類を紛失してしまった
✔長引く避難生活で職を失い、収入が途絶えてしまった
JPF加盟NGOのグッドネーバーズ・ジャパン(GNJP)は、2024年11月からハルキウ州において、身分証の再取得や安全な避難場所の確保、補助器具や医療へのアクセスなど、身体的・精神的な安全を守るための現金支援や、証明書などの発行手続き、医療を受けるための支援を実施しました。支援にあたっては、被災した一人ひとりの声に耳を傾け、それぞれのニーズを把握しながら行いました。支援を受けた方からの声をご紹介します。
💬支援を受けた母親の声
「GNJPの事業による、私たち家族へのご支援に心から感謝します。私は戦争のため避難を余儀なくされたハルキウ州からの国内避難民で、6歳と4歳の子どもを一人で育てています。避難生活はとても大変でした。
この事業の現金給付支援のおかげで、娘が学校の授業を受けるためのタブレットを購入することができました。娘が小学校への入学を控える中、本当に大きな支えとなっています。
娘が勉強を続けられ、授業を欠かすことなく、知識や新しい機会を得られることは、母親として何物にも代えがたい喜びです。
皆さまのご親切、ご支援、そして思いやりに感謝します。皆さまの支援は、本当に必要としている人々の生活に大きな変化をもたらしています。」
💬GNJP ウクライナ担当の池田さんより
グッドネーバーズ・ジャパン 池田さん©Good Neighbors Japan
「ウクライナへの全面侵攻が始まって、すでに3年以上が経過しました。突然、故郷や愛する家族を理不尽に奪われ、将来の見通しも立たない状況に置かれることが、人の尊厳にどれほど深く影響を与えるかを、日々痛感しています。被災しながらも他者のために力を尽くす人、希望を失わず前を向いて生きる人々の強さに、何度も心を打たれました。
GNJPは、JPFの支援を受けながら、命と暮らしを守る緊急支援と、長期的な復興の両面を見据えて活動を続けています。これからもウクライナに関心を寄せていただければ幸いです。」
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2025年8月から、GNJPはドニプロペトロウスク州で同様の保護事業を開始しました。 引き続き、JPF加盟NGOを通じた支援にご関心をお寄せいただけますようお願いいたします。
※IOM, UKRAINE INTERNAL DISPLACEMENT REPORT — ROUND 20 | APRIL 2025
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