【国際女性デー】すべての人が尊厳のある暮らしを送るために

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【国際女性デー】すべての人が尊厳のある暮らしを送るために

女性向け識字クラスの様子/コックスバザール/2024.06 ©PLAN

国際女性デー(International Women's Day)

3月8日は、国際女性デー(International Women's Day)国や民族、言語、文化、経済、政治といった垣根を越えて、女性の功績を称える日です※1

災害や紛争、避難生活などにおける人道危機下では、女性の安全や健康が脅かされ、暴力の被害に遭うリスクが高まると国連機関は指摘します※2

※1 United Nations, International Women's Day 8 March
※2 UN WOMEN, Facts and figures: Ending violence against women, 19 November 2025

人道危機下において、女性が困難に直面する例

  • 性暴力、性的搾取の危険増加
  • 早期結婚(児童婚)の強制、教育機会の損失
  • 妊産婦の死亡リスクの増加
  • 安全な水・トイレなどの不足による健康リスク増加
  • 月経用品などの入手困難
  • 生計手段の喪失

人道支援が必要とされる現場では、見落とされがちな弱い立場にある方々へのニーズに合った細やかな対応が大切です。女性や弱い立場に置かれた人への保護・支援は、男性も含め誰もが安心して生活しやすい社会、環境づくりにつながります

これまでJPFと加盟NGOは、すべての人々が尊厳のある暮らしを送るための支援を心がけてきました。

教育分野や衛生面、心のケア、社会的支援に安全対策など、多岐にわたる支援を展開し、難民キャンプなどで生活環境の改善に取り組もうとする女性へは、自立に向けたサポートを実施してきました。支援の例をご紹介します。

JPFの女性支援事例①

女性や女子の尊厳・健康を守る活動。男性や男子の理解促進も大切
ワールドビジョン・ジャパン(WVJ)

GBV保護委員会のメンバーとJPF評価チーム ©World Vision Japan

暴力や児童婚・早婚などが問題になっているミャンマー避難民キャンプ(バングラデシュ・コックスバザール)で、ワールドビジョン・ジャパンは2019年から、女性と女子が安全に過ごせる生活環境を築くための支援をしています。

プロジェクトは男性と男子も対象で、誰もが安心して暮らせる社会、環境づくりを目指します。

主な支援

  • ジェンダーに基づく暴力(Gender-Based Violence: GBV)の予防・対応に関する啓発活動、行動変容の促進
  • 女性の尊厳の回復と自立に向けたエンパワーメント(人生や生活の課題に向き合い、自ら選択・解決できる力を高めること)促進
  • 生活必需品(月経用品、懐中電灯、下着など)の配布
  • 安全対策のための街灯設置
  • ケースワーカーによる相談対応
  • 料理や裁縫教室の開催
  • 男性、男子、地域のリーダーへの啓発

「ジェンダーに基づく暴力について知識を身につける女子向け研修」に参加した人の声

    • 「児童婚が悪いことだと知りました。成長に伴う体の変化は当たり前だと気付けて、不安の共有や解消ができました。両親とも、よりよい会話ができるようになりました」
    • 「自分を守る方法が学べて、ハラスメントに対処できるようになりました」

JPFの女性支援事例②

避難民女性の社会参加と技術習得をサポート。収入の向上にもつながりました
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)

避難民女性と男性が協力してシェルターを修繕する様子/キャンプ内/
2025.07.23 ©Save the Children

バングラデシュ・コックスバザールの避難民キャンプで、女性避難民にシェルター(仮設住居)を設置・修繕するための技術研修と、家計・防災管理などの能力強化を実施。

研修を受けた女性たちが建設作業員として働くことで、生活の基盤となる収入の向上につながりました。

主な支援

  • 避難民キャンプとホストコミュニティの水・衛生環境、衛生習慣の改善
  • 思春期の女子への月経管理セッション(月経に関する正しい知識、再利用できる生理用ナプキンの作り方ほか)
  • 居住環境の改善、財務管理、災害リスク軽減に関する避難民(特に女性)の能力強化

JPFの女性支援事例③

安全な飲み水のために井戸を建設。女性たちを水くみの重労働から解放
ジェン(JEN)

アフガニスタンのナンガハル県では、水くみのために、多くの女性や子どもが一日の大半の時間を費して遠くへ出かけていました。ジェンが井戸などの建設を支援したことで、彼女たちを重労働から解放することができました。

写真の女性は時間と体力に余裕ができ、養鶏で少しずつ収入を得られるようになりました。

主な支援

水・衛生環境の改善……衛生教育と石けん配布(女性が安心して参加できるよう、研修は女性が実施)、安全な水を各世帯200メートル以内で得られるように支援

JPFの女性支援事例④

避難民キャンプの困窮生活を支える保護支援
Reach Alternatives(REALs)

衛生用品を受け取った女性たち ©REALs

紛争などから逃れて南スーダンの避難民キャンプで生活する女性と女児に、衛生用品、プライバシーや安全を確保するための物資を配布し、ジェンダーに基づく暴力被害や感染症予防をサポートしました。

【配布物】
衛生用品:生理用品、下着、石けん、ソーラー懐中電灯、腰巻、スリッパ、Tシャツ、保湿剤、バッグ
シェルター関連のアイテム:プラスチックシート、ロープ、竹または木製の支柱

支援を受けた人の声: ニャンチューさん(仮名、40代)

支援を受け取るニャンチューさん(左)©REALs

紛争で避難を余儀なくされ、息子のわずかな日雇い収入だけで生活する私たちには、REALsから配られる衛生用品が本当に大きな助けです。石けん、生理用ナプキン、下着で清潔な状態が保てます。
食べ物さえ手に入れるのが難しく、子どもたちの教育費もない中、このような支援は私たちの尊厳を守ってくれます。心から感謝します。

* * * * *

今この瞬間も、人道危機下で生活せざるを得ない人々がいます。これからも私たちは、弱い立場にある方々に寄り添い、必要とされる支援を届けていきます。

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