平和な未来をめざして JPFの子ども支援と現地からの声

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平和な未来をめざして JPFの子ども支援と現地からの声

配布された教科書と文房具を受け取る生徒 ©PARCIC

子どもたちの権利を守るために

      • 世界の難民1億1,730万人のうち、約40%が18歳未満※1
      • 世界で5歳未満の4人に1人が重度の食の貧困状態※2
      • 世界で学校に行けない子どもたち(6~17歳)は2億5,100万人※3


※1 UNHCR, 数字で見る難民情勢(2024年)(数値は2025年6月発表の「グローバル・トレンズ・レポート 2024」より引用)
※2 UNICEF, Child Food Poverty, June 2024
※3 UNESCO, Global education monitoring report, 2024/5, Leadership in education: lead for learning

食料など命を守る支援はもちろん、教育の機会や安心して過ごせる環境は、すべての子どもたちの成長に欠かせません。JPFは、食料、医療、教育、心のケアなどさまざまな子ども支援を続けています。

JPFの支援活動と、現地の子どもたちの声を紹介します。

現地からの声

ストレスや困難を「言葉にする」支援
【ダナ・アスールさん、10歳】

ダナさんは、地球のステージ(FL)の活動を通じて多くの同じ環境の子どもたちと出会い、死の恐怖や日々の生活の大変さを言葉にして語る大切さに触れました。ダナさんは心が軽くなったと笑顔で応えてくれました。


ダナ・アスールさん(大切な人形と) ©FL


心理的応急処置(スタッフ集合写真) ©FL


困難の中でも笑顔を生み出すきっかけを
活動団体:地球のステージ(FL)

ガザ地区南部ラファ市のエル・ナジャール病院に食料と医薬品を提供し、UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)の学校避難所で心理的応急処置を実施。少しでも「安心できる場所」を提供し、PTSD予防につとめました(ガザ人道危機対応支援より)

現地からの声

子どもたちが安全に学びを続けられてうれしい
【カタリナさん、30代・心理士】
5歳の息子は毎日楽しそうに通学しています。安心して学べる場ができ、私は避難生活をしながらも心配なく働けました。父親や友達と離ればなれで暮らす寂しさもアートセラピーや遠足により癒やされたようです。


避難民向けのアートセラピークラスで教えるカタリナさん(中央)と息子(左) ©PLAN

アートセラピーセッションの様子(コンスタンツア) ©PLAN

子どもたちが守られる環境づくり
活動団体:プラン・インターナショナル・ジャパン(PLAN)

ウクライナ人教師による授業を提供し、避難民の子どもたちが安心して過ごし、子ども・保護者のストレス軽減を支援しています(ウクライナ人道危機対応支援より)

現地からの声

学校が大好き! 友達と一緒に学べる幸せ
【ムハンマドくん、小学6年生】
生活は苦しいですが、支援のおかげで学校に通っています。先生や友達にも会えるので、毎日行くのが楽しいです。学費や交通費、教科書や文房具もサポートしてもらっています。


親友と仲良しのムハンマドくん(左) ©PARCIC

テストに取り組む生徒たち ©PARCIC

難民の子どもたちを「失われた世代」にしないために
活動団体:パルシック(PARCIC)

就学率の低いレバノン北部の町で教育支援を行っています。学校の空き教室を活用し、難民キャンプの子どもたちに学びの場を提供しています(イラク・シリア人道危機対応支援より)

現地からの声

自分の将来を前向きに考えられるようになりました
【アンサムさん、10歳・小学4年生】
私が通っている学校には、かつて砲撃を受けて使えなくなった教室があり、家族や友達との関係に問題を抱える生徒もたくさんいました。アクセプト・インターナショナル(ACCEPT)の支援により、自分の気持ちを絵で表現したり、話し合ったりすることで、これからを前向きに考えられるようになりました。

学校に通うアンサムさん ©ACCEPT

紛争下でも子どもたちに学びを
活動団体:アクセプト・インターナショナル(ACCEPT)

イエメン共和国タイズ市において小学校の修繕・学習用品の提供、ジェンダーに基づく暴力からの保護、心のケアなどを行っています(イエメン人道危機対応支援より)

現地からの声

何を選択し、どう行動したらいいか決めるために
【相澤雪江さん、いわき市在住、たらちねスタッフ】
震災1カ月前に出産し、大きな不安の中で子どもを育ててきました。海が大好きな子どもを海で遊ばせた時も心配でした。現状を正しく知り、この海を子どもたちに残していくためにも、毎日放射線量の測定をがんばっています!


スタッフの多くは母親(向かって左が相澤さん) ©TARACHINE


定期的に海洋調査を行う ©TARACHINE     

いわきの海はいわきの人々の誇り
活動団体:いわき放射能市民測定室たらちね(TARACHINE)
福島第一原子力発電所の事故やその後の対応による被ばくリスクから、子どもたちと地域の人々の健康と暮らしを守るための活動に取り組んでいます(東日本大震災被災者支援(福島支援)より)

紛争や災害によって、困難な状況に追い込まれるのは、子どもたちなど弱い立場にある人々です。
教育機会や安心できる環境を失うことは、児童労働やさらなる貧困にもつながります。

JPFは危機にさらされたすべての人が取り残されず、平和な未来を築けることを願い、子どもたちとその親に寄り添った支援を続けています。
あなたも一緒に、世界の人道危機支援の輪に参加しませんか? 

※今回ご紹介した現地からの声は、2024年11月にJPF公式Instagramに投稿したものです。

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