「Bangon sa Linog(地震から立ちあがろう)」一日も早い復興に向けて

活動レポート

CWS Japan(CWS)

「Bangon sa Linog(地震から立ちあがろう)」一日も早い復興に向けて

フィリピン・セブ島沖地震・台風被災者支援2025

物資配布の様子。円滑な配布には、住民ボランティアも貢献した/フィリピン・セブ島北部のサンレミジオ町内//2025.11.13©️CWS Japan

  • 配付物を入れるエコバックには現地語で「Bangon sa Linog(地震から立ちあがろう)」というロゴ入り②/フィリピン・セブ島北部のサンレミジオ町内/2025.11.12©️CWS Japan

  • 会場は支援パックを受け取った住民の笑顔で溢れた/フィリピン・セブ島北部のサンレミジオ町内/2025.11.12©️CWS Japan

  • 半壊した住宅。とても安心して住める状態ではない/フィリピン・セブ島北部のサンレミジオ町内/2025.10.29©️CWS Japan

フィリピンは、2025930日にセブ島沖で発生したM6.9の大地震につづき、11月には台風25号(台風ティノ)など複数の台風に襲われました。これによって1,500万人以上が影響を受け、286人の死者が報告されています。また、農業や住宅、社会インフラに約1500万米ドル相当の被害がもたらされました※。

 

ジャパン・プラットフォームは、地震・台風による被災者支援のため、加盟NGOを通じた支援を続けています。

その中のひとつ、CWS Japanはセブ島北部で被災者への食料・物資支援を実施中です。現地では、余震への恐怖から夜も道路にテントやタープを組み合わせただけの簡易的な仮設住宅で過ごす人もいます。しかし、プライバシーが保てないだけでなく12月まで続く台風シーズンに風雨への耐久性が十分でないものも多いです。

そこで、CWSは厚みのあるタープや、夜間安全に過ごすための太陽光発電電灯、給水所での水汲みと保管ができる容器などの支援パックを約3,500世帯に配付しました。配布にあたっては、自らも被災した地元の住民ボランティアの協力もあり、住民登録の確認や受渡の記録、待機する人々の整理などスムーズに行うことができました。

 

💬支援を受けた方からの声

電灯を受け取った人は「これで夜も勉強ができるし、怖くない。」と話してくれました。学校はまだ閉鎖中で、週に1度登校して出される宿題を自宅学習しているそうです。CWSの支援を受けて日本語で「ありがとう。がんばります」とのお声も。

 

災害時、一番影響を受けるのは、子どもや妊婦さん、小さな子どものいる女性や高齢者、障害をお持ちの方などもともと弱い立場に置かれた方々です。引き続きJPFCWSは被災された方々の生活と尊厳を守る支援を行っていきます。

 

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