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ジャパン・プラットフォーム(JPF)
能美市に避難されている被災者の皆さんが集まってくださいました/石川県能美市/2025.12.06 ©ユニクロ
2025年12月6日、ユニクロが全世界でヒートテックなどを寄贈する「The Heart of LifeWear」活動の一環として、今年もジャパン・プラットフォーム(JPF)を通じて、能登半島地震・豪雨で被災された皆さんにヒートテックをお届けするイベントを開催しました。
■ユニクロと石川県出身の親方・力士が届けた“あたたかい力”
イベント会場には、JPF「能登半島災害支援(地震・豪雨)」プログラムにおいて活動する、加盟NGOのセカンドハーベスト・ジャパン(2HJ)と三道山子ども食堂の働きかけで、石川県能美市に避難している方々が集まりました。
ユニクロを運営するファーストリテイリングからグループ執行役員の清智彦さんと、日本相撲協会より七尾市出身の竹縄親方、鳳珠郡穴水町出身の北陣親方(先日引退を発表した元小結・遠藤)、鳳珠郡能登町出身の栃登さん、小松市出身の可貴さんが参加されました。石川県出身の親方と力士の登場に、会場には大きな拍手が沸き起こり、皆さんが喜ばれていることが伝わってきました。
ユニクロの清さんから、被災した方々を代表して三道山子ども食堂を運営する能美市議員の田中策次郎さんと能美市長の井出敏朗さんへヒートテックが寄贈されました。会場があたたかな雰囲気に包まれる中、続いて、寒さを吹き飛ばすひとときとなる日本相撲協会考案の「相撲健康体操」を実施しました。竹縄親方の合図で会場全体が一斉に体を動かし、笑顔があふれました。
寒さに負けず、まわし姿で「相撲健康体操」を披露する力士の皆さん/石川県能美市/2025.12.06 ©ユニクロ
力士の動きに合わせて体を動かし、いきいきした表情が見られます。普段は運動の機会が少ない方も、楽しそうに体をほぐしていました。 その後、親方と力士の皆さん、そしてユニクロのスタッフが一人ひとりに声をかけながらヒートテックを手渡しました。来場者からは、「テレビで見ていた力士を近くで見られてうれしい」という声が多く聞かれました。
北陣親方から来場者へヒートテックが手渡されました/石川県能美市/2025.12.06 ©ユニクロ
■体だけでなく、心にもあたたかさを届ける取り組み
![]() 源助だいこんなど地元の食材を使った特製ちゃんこ鍋/石川県能美市/2025.12.06 ©JPF |
![]() 来場者と談笑しながらちゃんこ鍋を食べる北陣親方/石川県能美市/2025.12.06 ©ユニクロ |
ユニクロと日本相撲協会、三道山子ども食堂の協力のもと、石川県の食材を使った手作りの特製ちゃんこ鍋が参加者に振る舞われました。「具材がたくさん入っていておいしかった。体がぽかぽかになりました」といった声も寄せられ、あたたかい食事が心身の癒やしにつながっていることがうかがえました。
■JPFスタッフが現地で感じたこと
被災からまもなく2年がたとうとしています。JPFは発災当日から、加盟NGOと共に必要な支援を展開したり、支援を届けたい企業と地元をつなげたりと、被災された人々の声を聞きながら支援活動を継続しています。
しかしながら、地域コミュニティの再生や日常生活の立て直しなど、能登地域が抱える課題は依然として多く残っています。今回のイベントでは、参加者の皆さんが自然と笑顔になり、会話が生まれ、力士の皆さん、ユニクロのスタッフ、そして支援スタッフと交流する中で、表情が次第にほころんでいく様子が印象的でした。
どの場面でも、顔を合わせた参加者同士が自然に会話を交わす姿が見られ、「交流の場」そのものが求められていること、「人が安心して集まれる場」が持つ力を、あらためて深く感じる一日となりました。
私たちJPFは、今後も被災者一人ひとりに寄り添い、復興の歩みに寄与する支援を続けていきます。重ねてのお願いとなりますが、引き続きご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
イベントに参加したJPF職員/石川県能美市/2025.12.06 ©JPF
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