【ご参加御礼】JPF25周年記念シンポジウム「支援の輪で、未来をつくる」開催
シャンティ国際ボランティア会(SVA)
国連人道問題調整事務所(OCHA)のレポート※によると、2026年、アフガニスタンで人道支援を必要とする人の数は2,160万人と推定されます。気候変動に起因する干ばつ、頻発する自然災害、国外に避難した人々の帰還など要因は幾重にもわたり、食料不安も悪化が予測されます。1,740万人が深刻な状況に直面すると考えられています。
ジャパン・プラットフォーム(JPF)加盟NGOのシャンティ国際ボランティア会(SVA)は、昨年8月に発生したアフガニスタン東部地震の被災者に、食料と生活必需品の配布支援をしました。前回のレポートに続き、活動で出会った人を紹介します。
●笑顔が消え、しゃべらなくなった女の子
避難キャンプで出会った頃のアスマちゃん/アフガニスタン・クナール県/2025.10-11 ©SVA
SVAのスタッフは、支援内容が被災した人々に効果的かつ確実に届けられたかを確認、評価するために避難キャンプを訪れました。6歳の女の子、アスマちゃんは震える小さな手でお皿を洗っていました。
大地震の発生後、アスマちゃんは妹と一緒におじさんと生活しています。震災はお父さんの命を奪い、お母さんも重傷で動けない状態にあるからです。
地震が起きた夜、アスマちゃんはお母さんのそばで寝ていました。「屋根が崩れ落ち、母親はがれきの下に閉じ込められてしまいました。アスマは奇跡的に無傷で済みました」とおじさんは話します。「私たちが母親を助け出そうとしたとき、アスマは決してそばを離れませんでした」。
明るくおしゃべりだったアスマちゃんから笑顔が消え、話をすることもなくなりました。おじさんは、「アスマはめったに笑わなくなった」と言います。
数日後、SVAのスタッフはアスマちゃんの様子を確認し、緊急支援物資を届けるために避難キャンプを再訪しました。妹と外に座っていたアスマちゃんは、スタッフが荷物を整理する姿を興味深く見つめています。スタッフが物資の入ったバッグを見せると、アスマちゃんは顔を上げ、ほほ笑みました。それはとても小さいけれど、言葉以上のものを伝えてくれる笑顔でした。
支援物資の入ったバッグを前に笑顔を見せるアスマちゃん/アフガニスタン・クナール県/2025.11 ©SVA
彼女が見せてくれた久しぶりの笑顔は、困難な状況にある人々へ寄り添う支援が、どれほど大きな安らぎと希望をもたらすのかを再確認するできごとでした。被災した方々の命と生活を守る支援を、JPFとSVAはこれからも続けます。
※OCHA, Afghanistan: Humanitarian Needs and Response Plan 2026 Summary, 2 Dec 2025
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