「令和8年熊本地震被災者支援」決定(寄付受付中) ~9,800人以上が避難。発生当日に迅速に現地入りし、命を守る支援を開始
ジャパン・プラットフォーム(JPF)
ペットと過ごせる避難所/熊本県熊本市/26.07.31 ©JPF
大西一史熊本市長(左)/熊本市役所/26.07.31 ©JPF
飲料水提供コーナー/熊本県熊本市/26.07.31 ©JPF
7月31日(地震発生から3日目)、ジャパン・プラットフォーム広報担当は、10年前の熊本地震で大きな被害を経験した熊本市を訪問しました。災害発生時の支援体制づくりを進めてきた市の取り組みと、避難所の様子をレポートします。
◆「地震は起きるもの」 過去の経験をいかした備え
今回の地震被害は市の南部に発生し、この日、最も大きな避難所には100人以上が避難していました。
大西一史熊本市長は、10年前の地震の経験を教訓として「さまざまな防災対策を進めてきた」と話します。特に近年の猛暑を踏まえ、学校施設への空調整備を進めた結果、現在はすべての避難所で冷房が利用できる環境が整っています。
「地震は起きるものだと思って準備してきた」。その言葉からは、日頃より備えを重ねてきた姿勢がうかがえました。
◆ペットと一緒に避難できる環境を整備
ペットと避難できる市内2カ所の避難所のうち、動物病院を併設する専門学校、九州動物学院を見学しました。
犬を飼う家族と猫を飼う家族で分けられた部屋にはテントが設置され、家族全員がペットと共に過ごせる環境が用意されています。飼い主と一緒にいられるため、鳴き声などによるトラブルはこれまでないということです。
動物専門学校であることから、ペットフードをはじめ必要な物は備えられていますが、動物たちの不安を軽減するため、可能な場合は普段使っているケージやタオル、トイレシーツなどを持参するよう呼びかけています。被災により持ち出せない場合は、施設の備品を利用できるそうです。
◆入浴支援スタート
続いて、市内で最も避難者の多い避難所を訪れました。普段コンサートなどが行われるこの施設には、給水車を利用する住民も次々とやってきていました。駐車場では自衛隊が入浴支援のシャワー設備を設置中で、夕方から利用がスタートしました。
避難所は冷房が効いていて、トイレも使用可能です。パンなどの支援物資が配布され、この日は外部支援団体がキッチンカーで調理した温かい食事が提供されるとのことでした。
停電はほぼ解消された一方で、断水は続いています。避難所では簡易ベッドの設置や、プライバシーを確保できる個室利用の調整が進められています。
対応にあたる市職員ご自身も被災者です。「自宅の戸が動かなくなった」と話しながらも、地震発生時に担当する避難所が決まっていたため、すぐ業務に向かえたと言います。また、日中はここで過ごしているというご夫婦は、「地震直後は停電もあり大変だった。今は断水の影響で、入浴や洗濯ができずに困っている」と話してくださいました。
◆生活再建へ向けて
避難所はどちらも携帯電話の充電サービスとWi-Fi環境が整備されているものの、接続しづらい状況にありました。猛暑における避難所環境の改善が進む一方、断水による影響は続いています。
被災した方々が安心して生活再建に向かえるよう、地域や支援機関による取り組みが続けられています。
【緊急開催】令和8年熊本地震被災者支援 プログラム説明会
~現地入りしたスタッフが見てきた、被災地の現状と支援ニーズ~
8月4日(火)14時より、現地で支援活動を行う加盟NGO ピースウィンズ・ジャパンと、被災地を訪れたJPFスタッフが、最新の被災状況や現地で必要とされている支援についてご報告するオンライン説明会を開催します。被災地の現状を知り、支援の一歩につなげる機会として、ぜひご参加ください。
詳細・お申し込みはこちら>>
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